IMG_6589-s

なぜ道場を立ち上げたのか…高校時代…

運良く享栄高校に入学した僕は、野球のレベルの高さに驚いた。上には上がいるとはよく言うが、まさにその光景がグランドにはあった。

どの先輩も上手で、体も自分の何倍も大きくて、特待生だからと言って勝てる要素は一つもなかった。練習メニューも本当に苦しく厳しいもので、
先輩後輩の上下関係も中学時代とは比較できないほどだった。
どこの学校も当時はそうだったが、今の時代では考えられないほど理不尽な事も多く厳しい世界だった。

毎朝5時頃の電車に乗り、朝練→授業→練習、土日はほぼ試合、帰宅後はフラフラになりながらバットを振り、父に叱られながら疲れ果てて寝る。

体も心もいっぱいいっぱいになった時は、やはりサッカーへの未練や苦しい現状を思いお風呂で号泣していた。

高校1年生はそんな日々で終わってしまい、野球をやれた実感はほとんどない。
強豪校の凄さ、厳しさ、大変さを痛感した1年だった。

IMG_6589

少しペースを掴めた高校野球だったが、高校2年生から高校野球を終えるまで悩まされた2つの問題。
それは父がプロ野球選手だったからこその周りからの目線、もう一つはケガとの戦いだった。

父親と同じ道を進んだ者は、少なからず感じた事はあると思うが、父と比較される事が僕はすごく苦しかった。
父もプロ野球で16年やった人だけに、なかなか簡単に抜けるわけがない。
高校2年生で少しずつ試合に出させてもらえるようになり、少しずつ結果も出だしたが「お父さんと比べると不器用だな」
「お父さんのセンスはお母ちゃんのお腹に置いてきたな」そんな事を父の古くからの友人知人からは言われて落ち込んでいた。
「そんな事言われなくても分かってる…」「元々やりたくてやったわけじゃない野球をやってるのに、何でそこまで言われなくちゃいけないのか…」
そんな気持ちでいつも腐っている自分がいた。

ケガも、捻挫や打撲は日常茶飯事だが、足首外側の靭帯断裂や肉離れ、左肩の脱臼などプレーに支障が出るものばかりだった。
ただ「痛いので休ませてください」「治療したいです」そんな言葉は言いたくても言えなかった。休めば試合には二度と出れない、
休む事はサボる事、そんな空気感が当時の高校野球にはあった。
ケガをした時も、治す事より、明日からどうやってプレーしようかを先に考えていた。テーピングでぐるぐる巻きにして固定をし、痛み止めを飲みながらプレーしていた。
今思うと、テーピング代、薬代…ケガばかりしていた僕にどれだけお金がかかったか分からない。それだけでも親には申し訳ない気持ちになる。

IMG_6629

高校3年生で主将になり、チームをまとめていかなくてはいけない立場になった。
ただ、僕は歴代主将の先輩達のように、プレーに説得力があり、カリスマ性を感じる雰囲気や発言ができる人間ではなかった。

1番に考えた事は理不尽な世界をなくし、厳しい上下関係を考え直し、平和を求める考え方が自分にはあった。

しかし、良くも悪くも伝統というのは継承されてしまい、流れを食い止める事は難しかった。後輩達に優しくする事を良いと思わない同級生もいた。
部員も多く、目を行き届かす事も難しかった。
父に負けないぐらいのプレーをしなくてはいけない、ケガとの戦い、そこに主将としての役割が加わり、最上級生になっても苦しい日々は変わらなかった。

結局、僕が主将を務めた年は甲子園を勝ち取る事はできなかった。チームをまとめきる事も難しく、無我夢中だった事は間違いないが、力のなさだけがただただ残った高校生活だった。

高校生ではあるが、人との関係性の難しさ、チーム作りの難しさを痛感する経験だったと思う。

続く

IMG_3124-s

なぜ道場を立ち上げたのか…僕の少年時代の話…

IMG_3124

僕は、プロ野球選手の父と優しい母の元に生まれた。
小さい頃から野球漬けかと思いきや、小学生の間はサッカー漬けの日々だった。
子供会のソフトボールや公園で友達と遊ぶ野球ぐらいはやったが、本格的に打ち込んだ事は小学生の頃は一度もない。
大して興味もなかった。

ずっとずっとサッカーをやっていくつもりだったが、中学生になる時、父から野球の道を強制的に選ばされた。
今もそうだが、生まれて42年、父に逆らった事はない。
当時も「サッカーを続けたい」の一言が言えず、母に泣きついた事がある。
母も父に何度も話をしてくれたが、父は譲らず、私も父と母のケンカをする姿を見たくはなかった。

IMG_3123

野球の道に進む事を決めた日、今までにないぐらい落ち込んでいた事を覚えている。

最初は中学校の野球部で良いかなぁ…と思っていたが、野球部が新入部員を募集しておらず、
何も知らない私は週末父に連れられ硬式ボールのクラブチームの練習に行った。
その練習を見て、すぐにでも逃げ出したくなった。

坊主頭、厳しい上下関係、厳しく激しく叱り飛ばす指導者、失敗した時はビンタや蹴り、
私が経験してきたサッカーの世界とはあまりに違いすぎて続ける自信は全くなかった。
サッカーの格好で練習に参加した初日は、その格好を笑われ、しかも打てない・捕れない・投げれないで、
さらに笑い飛ばされた。
「来る所を間違えてる」「遊びじゃねーぞ」と選手達に言われ、涙を堪えて練習をしていた。
笑われるのも当然、そのクラブチームは当時愛知県でも屈指の名門チーム。
小学1年生ぐらいから野球をやっている中学生の集まりなので、すでに私とのキャリアの差は4〜5年にもなっていた。
入団しないという選択肢はなく、完全強制で入団させられた。

そこから野球から離れたい日々、毎日サッカーボールを触り、土日の野球を考えると
金曜日の夜から頭痛や吐き気が止まらなかった。
同時に父から野球のスパルタ教育も始まった。叱られ続ける日々、走らされ続ける日々、
友達と遊ぶ事もできず、学校が終わると練習練習の毎日。

IMG_3122
当時は、家出をすれば…自分がこの世からいなくなれば野球から解放される…
そんな事を考えながら生きていた覚えがある。そんな気持ちで野球をやっていても成長はしてくるもので、
やらされながらの練習でも、練習量はチームの選手達には負けなかったと思う。
中学2年生の頃は、「もう野球を辞める事はできない」「やるなら入団した時 笑ってきた奴らには負けたくない」
そんな気持ちでやっていた。休む日はなく練習練習を積み重ね、チームでも多少は活躍する事ができた。
中学3年生になり、活躍が認められ、強豪の享栄高校から声をかけてもらう事ができ、野球の特待生で進学する事ができた。

続く

IMG_6635-s

野球界に思う事

今年も順調にスタートした道場。

正月早々から、明るく元気に、そして熱く激しく良い練習ができている。

IMG_66291

年末年始は、教え子の大学生や高校生も参加し、小・中学生達には良い刺激になったと思う。
大学生や高校生になっても、教え子達はやっぱりかわいい。
彼らの今後の活躍を願い、何があってもサポートしたいと、改めて今年も感じる年末年始だった。

最近は、テレビやネットでも、野球についての記事をよく目にする。
その中で気になるのが野球人口の減少や、子供達への指導のあり方の記事を見るといつも考えさせられる。

私自身も、厳しい指導やスパルタと言われる中で野球をやってきた。
でも、それが正しいと感じ、今の道場での指導に生きている事は少ない。
野球から離れ、社会に出て過ごす中で、野球界がやらなくてはいけない事、
考え直さなくてはいけない事を多く感じている。

IMG_6633

今の野球界、もっと言うと、小・中学生の野球界は人口が減っていくのは当然だと思う。
指導者は偉い、言う事を聞け、勝った時は自分の手柄、負けた時は子供達のせい、
自分の思い通りにならなければ怒る、そんな指導者がまだまだたくさんいる世界。

大人の顔色を見て自分のモチベーションをコントロールする子供達。
叱られるからやる、叱られたからやる、私も子供の頃はその世界にいたが、
社会に出て、野球界を外から見つめると、異常な世界に感じる。
ルールやしきたり、親の負担、時間と心の拘束。
野球という世界で、犠牲にする事があまりにも多すぎると思う。

IMG_6634

チームにおいての進学問題も、決めてやった・ここに行け…
1番大切な事は、高校から必要とされるかどうか、子供達が高校に行って大切にしてもらえるか、
競争しながら良い経験を積めるかどうかが大事。
まず、進学を人脈や権力で考えるより、必要とされるように一生懸命育てる事が最優先だと思う。

今の野球界の中では、技術だけでなく、人としても成長できる子供達が育ってくる事が難しい。
上手い選手が偉い、中々結果を出せない選手はへぼい、そんな考え方や環境の中で、人は絶対に育たない。

だからこそ、どんな子供達にも、きちんと向き合わないといけないと思う。

IMG_6635

子供らしさを封印して、軍隊のようにピリっと統一感を持たせる。
言う事を聞かせる、精神修行という言葉を勘違いして、武士道の精神のような考え方で子供達を支配する。
そんな世界では人口が減るのも当然。

世界中、色んなところで活躍している人達、活動をしている人達が、
みんな野球界のそんな世界でやってきたわけではない。
温かく育てられながら、自分で考え行動している人達が世界でも活躍している。

IMG_6637

野球界が生み出す子が、将来社会から評価され、必要とされるためには、
今まで評価された「根性」だけではダメだと思って道場をやってる部分もある。

相手を褒める事ができなくて、見下す事や言い訳が先に出て、自分を守ろうとする。
叱られないためには嘘もつく。
縛られた世界にいると、本能的にこのような考えが身についていく事が1番残念に思う。

シャキッとピリッとした姿勢でいるのは、せいぜいグランドと
「この人にはちゃんとしとけ」と判断した人の前だけ。
という事は、人間的な教育ではなくて、調子良くかわしていく事が身についてるようにも思う。

全ては否定しないが、統一、厳しさ、精神修行…そんな事を美談には捉えたくない。

言ってもできないのが子供、期待に応えられないのが子供、でも、目標や夢に向かって純粋に頑張れるのも子供だと思う。

IMG_6638

私は指導者として、子供らしさを大事にしたい、厳しい事が当たり前の野球をしたくない。
考える力を養って、自分からチャレンジできるような向き合い方をしたい。

まず野球が上手いかそうでないかの前に、人に優しく、人の傷みが分かり、立場の弱い人・苦しんでる人に手を差し伸べる気持ちがある、
そんな人間を育てたい。

相手を悪く言わず、努力を積み重ねて、正々堂々競い合える選手を、これからも育てたいと思う。

IMG_3074-s

今年の反省から学ぶ

今年も年末を迎えた。

道場は大晦日まで練習をするが、私の心の中では1年を振り返る事が多くなってきた。

今年は、野球界の難しさ、人の難しさ、自分の未熟さ、それらを痛感する一年だったと思う。

自分の追い求める形に近づくためには、まだまだ失敗や反省、自分自身が考え抜く力が必要なんだと思う。

IMG_3074

子供達のために何ができるのか、野球の技術力を上げながら、人として、将来必要になる考え方や心も育てたい。
長い野球人生を歩ませてあげたい、その歩んだ野球人生がまた次の人生でも生きるように、そこまで考えて、日々子供達と向き合っている。

子供達が野球を楽しみ、野球にかかる親の負担を減らし、本来持つ野球の素晴らしさをまたみなさんと共有し、一生懸命育てていきたいと思う。

IMG_3075

今年も自分の中では、満足には程遠い年だった。
しっかりと反省し、また来年、自分の追い求める道場に近づけるように努力したいと思う。

何度も言うが、「全ては私の努力しだい」
それしかないと思う。

IMG_3070-s

大事にしなくてはいけない事

今年も残りわずかになってきた。

とは言っても、何も変わらず道場は大晦日まで練習を続ける。

IMG_3070

まだまだ冬休みは成長の大事な時期。
今年を振り返っている余裕はない。

IMG_3069

年末まで、私がもう一度考えなくてはいけない事。
それは、子供達と向き合い育てる事。
技術の進歩ばかりを目指さず、子供だからこそ心の成長を大事にし、意識改革に取り組んでいきたい。
ほとんどの指導者は、技術の成長や結果ばかりに目を向けがちになってしまう。野球界はそんな傾向がある。
自分は違うと思っていても、気づかぬうちにまわりと同じような考えになっていないように、
初心を忘れず、ブレない信念を最後まで大事にしなくてはいけない。

IMG_3068

子供達と向き合い育てる事…そこに1番必要な事は、私自身の努力しかないと思う。

何があっても最後まで尽くそう。

IMG_3049-s

何が正しいのかを考え続ける

道場を立ち上げて10年近くになる。

ここまでたくさんの選手に出会い、たくさんの勉強をしてきた。
今でも、育成の難しさを痛感し、まだまだ勉強する事はたくさんある。

自分が歩んできた野球経験だけを頼りに子供達に指導する事は良いとは思わない。
まず、自分の野球人生が正しかったかどうか考え直し、疑ってみる事から始めるべきだと思う。
自分が歩んできた野球人生を振り返ると、今でも子供達のためになるメニューや考え方は半分もない気がする。
自分が知らない野球、自分が経験する事のできなかった野球の世界もたくさんある。
そこを見て聞いて、指導方法を勉強して、道場の子供達 全てに伝えていけるように、
伝え方・考え方を学んでいかなくてはいけない。

IMG_3049

昔ながらの野球の常識も、大切にすべき事と必要のない事に仕分けする必要がある。

昔は、辛い練習を我慢し乗り越えていく事が素晴らしいとされてきた。
私はその考え方よりも、野球を楽しみ、充実した気持ちの中で、
前向きに自分から楽せず色々な練習にチャレンジして欲しいと考えている。

怒る事・叱る事は好きではない。正しいとも思わない。
時には必要な場面があったとしても、本当に今それが大事かを深く考える。
それぐらい怒る事・叱る事を優先するような指導はしたくない。
体罰や厳しい指導は少なくなったとはいえ、野球界の体質はまだまだ変わらない部分も多い。

IMG_3050

他にも進学問題や親の負担、試合の多さ、練習の少なさ…考えるべき事はたくさんあるが、
また一つ一つブログを通してでも伝えていきたい。
道場でも選手達と向き合い、何が正しいかを考え続けて、大切に育てていきたいと思う。

IMG_6491-s

冬に入る前に

まもなく冬になる。
野球で言うとシーズンオフだ。
しかし、道場は「シーズンイン」だと思っている。
冬は成長につながる意識改革や技術の進歩を後押しする体づくりには一番大切な時間となる。

IMG_6459

小・中学生に対しては「育成」が大事と私は考えている。それは勝ち負けとは比較できないほど育成というのは重要だと思う。

選手を育てる、選手と向き合う、選手を受け止める、育成をする中で、私はこれらをとても大事にしている。
積極的に話かける時もあれば、少し距離を置いて見守る時もある。
できなかったプレーや失敗を叱るのではなく、選手達と向き合い、どうすればできるようになるか、
どうすれば同じ失敗を繰り返さないで済むかを話し合えばいい。
そして選手達が前向きに練習をし、意識を変えて自分を見つめてくれたら必ず成長につながる。
選手達を育てるためには、選手達の心を動かす事ができるかどうか。
その心を動かすために、果てしなく向き合える強い気持ちが私にあるかどうかだと思う。

IMG_6490

まもなくやって来る今年の冬も、厳しく 乗り越えるのは大変なものになる。

トレーニングというのは楽じゃない。
毎日の積み重ねを考えれば、道場はどこよりも練習をしていると思う。

どの選手にも期待できるし、来年の成長が楽しみで仕方ない。大きく飛躍する可能性はみんなあり、
シーズン中のプレーだけでは測れない一人一人の良さがあるので、冬はじっくり引き出そうと思う。

苦しい練習だからこそ、選手達を支え、コミュニケーションを大事にして、私の育てたいという意志を伝えていきたい。
そして、選手達の苦しさや気持ちを理解する事に全力で尽くしたい。
その中から、個々の個性を把握し、その先の野球人生で生かせるように伸ばしてあげたいと思う。

IMG_6491

育成は、冬に入ってから考えては遅い。
冬に入る前に、さらに言えば年中、全ての選手が成長していけるように意識改革や練習メニューを考え抜いて、
技術も心も育成していきたいと思う。

IMG_6430-s

今と昔の野球

指導というのは人それぞれで、本当に色々な考え方がある。
私もブレない信念を持ちながら、日々選手達と向き合っている。

時代は変わったとはいえ、最近も、名門校・強豪校で暴言や暴力など体罰のニュースが出ている。
強豪校で、指導方法に疑問を持った選手達がストライキを起こしたり、
大人と子供の意思疎通がうまくいっていない話もよく耳にする。
そんな様々な出来事も、実際のところ現場で何が起きているかは分からないが、
私も選手達を指導する立場として日々色々考えている。

IMG_6428

自分の考えが正しい、自分の経験してきた事が基本、そんなふうに思う指導者は多いが、私はそう思わない。
選手達と向き合う前に、自分の野球経験が本当に正しいかどうかから考えていかなくてはいけない気がする。
正しかった部分もあるが、当然間違っていたと思う事もある。

今も昔も、厳しく指導をするという考え方の指導者は多い。厳しく=怒る・叱るは違う。
叱る事が必要な場面もたまにはあるが、怒る・叱る事によって選手達を動かす、

言う事を聞かすようなやり方は必要ないと私は思う。
大人の目を気にしたり、叱られるから、叱られたからちゃんとやろうでは、
指導者の自己満足のために選手達は野球をやっているようなもの。

IMG_6429

声を出す事も、必要な場面、実戦に使う場面で出せるようになればそれでいい。
真夏の炎天下で声を出して元気よくなんて大人でも難しいだろう。
なぜ声を出す必要があるか、プレーの中で絶対に声が必要になる場面はどういう時なのか をまず理解させなくてはいけない。
選手達が無意識にでも楽しく元気よくやれれば、自然と声が出ているケースは多い。
考えるべきは選手達の気持ちやモチベーションだと思う。

IMG_6430

今の時代は…という言葉は野球界でもよく聞くが、いつの時代も、野球は楽しいものであって欲しい。
楽しみの中に悔しさ苦しさも鍛えられるような育成をしたい。
精神的に追い込まれながら我慢と辛抱が先行してしまう世界ではいけない気がする。
いつの日も、野球は夢を持てる素敵なものでないといけない。人生を切り開くために夢中になれるものだと思う。

IMG_6431

選手達を育てたいと思うならば、自分自身、毎回立ち止まりながら、1人1人じっくり考えていきたい。

IMG_6357-s

どの選手も必ず持っているアピールポイント

選手は一人一人持っている才能は違う。

技術的な事から人間的な部分まで、人というのはどこに才能があるか分からない。

特に小・中学生ぐらいの子供達はまだまだ未知数な部分の方が圧倒的に多く、個人差もある。
早熟や遅咲き、本当にどこで才能が開花するか分からない。

大事なのは、必ずどこかで開花する才能のために、我慢強く 粘り強く 辛抱強く 練習を重ね、
内面的成長ができるかだと思う。

IMG_6357

小さい頃から、運動神経や野球の感覚が優れている選手はいる。打って良し、守って良し、走って良し
の三拍子揃った選手もいる。
ただ、そんな選手だけが生き残る世界でもないと思う。

何か一つ、アピールポイントに強みを持っていればいい。
徹底してそこを磨き、選手自身が自分の長所に自信を持てば、自ら自分自身の短所にも目を向けはじめる。

私は人の短所を叱ったり責めたりするのは好きではない。ただ、まだまだ野球界には短所を責めたり、
思い通りに動かないと叱ってしまう指導者が多い。

考える力や野球を楽しむ心、自分自身と向き合う姿勢、私はそこを大事に育てたい。

IMG_6356

肩の強さ、肘の使い方、打球が強い、打球が飛ぶ、肩肘の柔らかさ、体の柔らかさ、腰の落ち具合、
足の速さ、地面の蹴りの強さ、スピード・速さ、打球の勘、声の大きさ、気持ちの強さ、
真面目に練習に向き合う姿勢……などなど才能はざっと考えてみただけでもたくさんある。
まだまだ山ほど才能になる事はある。その中に、持っているものが一つでもあれば生き抜いていける可能性はある。

才能がないと自分自身で決めつけてしまう人、悩んだ末、親が野球を諦めさせるパターン、
世の中には野球で悩み苦しみ人がたくさんいる。

私はそんな選手や親を救いたいと思っている。

IMG_6353

最後まで諦めてはいけない。
どこに才能が隠れているかもわからない。
そこを引き出すのは指導者である私。
どの選手も必ず持っているアピールポイントを選手と一緒に探す事は本当に面白い。

IMG_6352

何百通りとある練習の中で、全員の才能を開花させられるように、
夏休みが終わった9月からも全力で向き合いたいと思う。

IMG_6019-s

成長は長い目で

夏休みも残り少なくなってきた。

毎日毎日暑い中、子供達はみんな元気良く一生懸命練習している。
練習をしながら1人1人向き合っていると、みんな確実に成長を感じる。
体が大きくなるだけでなく、技術や体力、考え方や心まで。
どれも大切で、野球人生にも、それを含めた子供達の将来にも全てにおいて大事な事。

IMG_6019

野球の技術で言えば、選手個々それぞれできる事できない事がある。
できる事はどんどん伸ばして、できない事への苦手意識を植え付けず、
できない事にどう向き合っていくかを子供達と一緒に考えてあげればいい。

IMG_6023

短所や弱点という考え方を持たず、一つ一つ課題を乗り越えていく事に楽しさや
大事さを感じさせながら成長させてあげたい。
それが2年3年4年…どれだけかかっても、やがて子供達のためになる事であればずっと向き合いたい。

技術も心もどこで成長し、どのタイミングで開花するかわからない。
長い目で温かく見守る必要がある。
 

IMG_6024

結果ばかりで判断せず、結果にたどり着くまでの道のりの方が大事。

最後まで、指導者が諦めず、1人1人の成長を願いながら、残り少ない夏休みも子供達と頑張っていきたい。