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今と昔の野球

指導というのは人それぞれで、本当に色々な考え方がある。
私もブレない信念を持ちながら、日々選手達と向き合っている。

時代は変わったとはいえ、最近も、名門校・強豪校で暴言や暴力など体罰のニュースが出ている。
強豪校で、指導方法に疑問を持った選手達がストライキを起こしたり、
大人と子供の意思疎通がうまくいっていない話もよく耳にする。
そんな様々な出来事も、実際のところ現場で何が起きているかは分からないが、
私も選手達を指導する立場として日々色々考えている。

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自分の考えが正しい、自分の経験してきた事が基本、そんなふうに思う指導者は多いが、私はそう思わない。
選手達と向き合う前に、自分の野球経験が本当に正しいかどうかから考えていかなくてはいけない気がする。
正しかった部分もあるが、当然間違っていたと思う事もある。

今も昔も、厳しく指導をするという考え方の指導者は多い。厳しく=怒る・叱るは違う。
叱る事が必要な場面もたまにはあるが、怒る・叱る事によって選手達を動かす、

言う事を聞かすようなやり方は必要ないと私は思う。
大人の目を気にしたり、叱られるから、叱られたからちゃんとやろうでは、
指導者の自己満足のために選手達は野球をやっているようなもの。

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声を出す事も、必要な場面、実戦に使う場面で出せるようになればそれでいい。
真夏の炎天下で声を出して元気よくなんて大人でも難しいだろう。
なぜ声を出す必要があるか、プレーの中で絶対に声が必要になる場面はどういう時なのか をまず理解させなくてはいけない。
選手達が無意識にでも楽しく元気よくやれれば、自然と声が出ているケースは多い。
考えるべきは選手達の気持ちやモチベーションだと思う。

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今の時代は…という言葉は野球界でもよく聞くが、いつの時代も、野球は楽しいものであって欲しい。
楽しみの中に悔しさ苦しさも鍛えられるような育成をしたい。
精神的に追い込まれながら我慢と辛抱が先行してしまう世界ではいけない気がする。
いつの日も、野球は夢を持てる素敵なものでないといけない。人生を切り開くために夢中になれるものだと思う。

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選手達を育てたいと思うならば、自分自身、毎回立ち止まりながら、1人1人じっくり考えていきたい。

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