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全てが良いとは思わない

野球の練習というのは日々変化している。

科学的なトレーニング方法が取り入れられ、数値化されながら動画や写真も駆使して、結果を出そうとする形が定着しつつある。

YouTubeなどを見ていても、色々な人が色々な技術論を話している。
見ていると、昔の野球を否定するものがやはり多い。そこに賛同する人が多いからこそ、次から次へと日々色々なYouTubeがアップされるのだと思う。

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ただ、私は全てが科学や数値に基づいてやる事が良いとは思わない。
昔からの練習、泥臭いと言われる地味でつまらない練習も、基礎基本がたくさん詰まっているものもある。
長距離ランニング不要論や連続ティーバッティング不要論、ダウンスイングは間違いという話はここ数年よく出ているが、絶対に不要にしてはいけない。
ダウンスイングも解釈の仕方が間違っているだけだと思う。
長距離ランニングがなぜ必要か、連続ティーはなぜ必要か、その説明をきちんとして、どんな効果に期待してるかを子供達が理解すれば良いと思う。
ダウンスイングもきちんと理解させれば、必ず必要になる技術だと思う。
その他にも、私は昔ながらの練習を大事にしているが、真冬に向けて、またしっかり説明しながら向き合っていきたい。

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私は自分が経験してきた練習と、現代のスタンダードになる練習をどう融合させるかが大事だと思っている。練習メニューがキツく苦しいものになるのは仕方ないし当然だと思っている。

体力づくりやメンタルの強化も練習メニューに含まれている。いちいち昔のように選手達に厳しく当たる事はしない。

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大人の顔色を見ながら練習をする子供になって欲しくない。全ては自分自身との戦い。
まわりが手抜きをしたりサボってしまう選手がいても、流されたり合わせてしまうようであれば、それは自分自身に負けた証拠で、まだまだ自分に甘いという事。
人のせいにせず、自分の未熟さを認める事ができる謙虚な人間も練習の中で育てたいと思う。それは、科学や数値ではできないもの。

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心を動かす事、心を育てる事は、昔ながらの練習から学ぶ場面も多い。

確かに昔ながらの野球は無駄も多くある。
そこを仕分けし、昔と今を融合し、育てる事を大切に、練習メニューは毎日コツコツ考えていきたい。

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