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それでも諦めたらいけない

まだまだ私の考え方は、野球界では時代に逆行しているのかもしれない。

何度もブログに綴っているが、私はグランドで、怒る叱る、ピリピリした空気感は好きではない。
そんな空気を自分で作る必要はないと思っている。
ただ、それらの事を全くいらないと思っているわけではない。
引き締まった空気感や、選手たち自らがピリピリやってくれるならそれはとっても良いと思う。
あくまでも選手たちが考え、雰囲気は選手たちが作って欲しい。

私が厳しくしたり怒鳴ったり、選手たちが萎縮するような空気感を作りたくないという事。

野球を楽しんで良いと思う、グランドに笑顔はあって良い、しかし「楽しむ」や「笑い」が出ると、緩みや甘え、舐めてるというような印象を持つ大人は多い。
確かに、全てが許されると勘違いし、集中力が切れてしまったり、失敗から学ぼうとせず、ミスも良くない意味で気にしないようになってくる恐れは出てくる。
子供は楽しさを履き違えてしまうので、そこもコミュニケーションを取りながら向き合って教えていく事が大事。伝える指導者側に根気が必要。

最近は、野球において「楽しく」「楽しむ」というワードをよく見たり聞いたりするようになったが、まだまだ実際は定着していない。

私は、楽しくやって良い、楽しむ事も大事、怒る叱るのやり方を使わなくても、選手たちを本気にさせる事はできる。
そこにコミュニケーションや練習メニューの引き出しがあれば、厳しくする方法を取らなくても、締まった空気感を作り、必死にやる選手たちを見守る事はできる。

言われなくても考えるという能力を育て、自分で何とか打開していく力を養えるように日々考えている。
自分から逆境を乗り越え、物事を自分で考えられる選手になるように育てたい。
ここを追い求め今も考えながら向き合っているが、まだまだ子供の野球は、管理野球や支配野球、厳しさを大事とする野球がスタンダードになっている。

そう考えると、私の考え方はまだまだ定着するには時間がかかり、私が逆行しているかもしれない。
ただ、諦めず、成功と失敗を繰り返しながら、必ず多くの方に理解してもらえるような考え方を持った組織にしていきたいと思う。

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