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技術の成長より大切にしなくてはいけないもの

最近、テレビやネットで高校・大学の運動部の不祥事のニュースをよく目にする。
いじめ、暴力、喫煙…
中には学生ではないプロ野球独立リーグの選手が逮捕されるニュースまで出てきてしまった。

昔から運動部ではなくならない問題ではある。
私が学生時代も普通にあった。

今は問題が起こるとネットにより世の中にも広がりやすく、厳しい目線や批判も大きくなる。

高校野球の監督さんたちとお話をすると、やはり、勝つ事の大変さもあるが、子供たちと向き合っていく事が本当に難しいとよく聞く。そこに、親も含め大人が入ると更に難しくなる。

小さい頃、どんなに良い環境で野球をやり、人間関係の構築ができても、子供である以上大人になる過程で失敗もある。またそこから何を学ぶかどう変わっていくかに期待できる。
でも、そこに失敗を受け止め反省し、次に向けての道標を作れる大人がいなくては、なかなか子供が良い形で成長していく事は難しくなってくる。
親や指導者の導き方はとても重要となるだろう。

勝ち負けや技術の成長が大切なのは分かる。
試合に出る出ないが重要なのも分かる。
でも、まず「人」「人柄」だと私は言い続けている。
きれいごとやそんな事が大事じゃないと昔からよく言われるが、私は絶対に間違っていないと思う。
どれだけ活躍していても、どれだけ結果が出たとしても、自分中心で人を困らせたり、人を傷つけるような人間性ではいけないと感じる。

最近の運動部の不祥事のニュースも、やはり、その人間性の育成に問題があるから起こってしまうのかもしれない。技術の成長より大切な事だと思う。
指導者側が言動や行動で問題を起こすケースもあるが、やはり、大人が起こす問題は改善が難しい。

大人になってからではなかなか人は変われない。

小・中学生の間に人間性についても話していきたい。

最後は「人」「人柄」そこに尽きると私は思っている。

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