ブログ

成長のカギを握るのは大人

野球の現場というのは色々な事がある。
特に子どもの野球は、純粋に子どもを見つめる事ができない大人が必ずと言って良いほど、小中高のチームには何人かいるもの。
私が子どもの頃に所属していたチームでも、大人同士のいざこざはあり、大人の顔色を伺う子どもはたくさんいた。

子どもは、向き合い方や環境・仲間とのコミュニケーションなど様々な要素の中で、成長とともに考え方や姿勢が変化していける部分はあるが、内面的にも出来上がった大人が変わる事は、自分自身を見つめる転機などがない限り不可能に近いぐらい難しい。

大人の言動や行動が、自分の子どもにどれだけ大きな影響が出るか全く分かっていない親も世の中にはたくさんいる。

子どもが子どもらしく、グランドで明るく野球を楽しみながら 自分自身と向き合って成長できる環境づくりはとても大切な事だと思う。

そのために大人がどうあるべきか…子どもの成長のカギを握るのは間違いなく大人である。

野球という現場で派閥や敵を作らず、自分の感情やエゴを人に押し付けず、心でどう思おうと余計な事は言わず、感情のコントロールをして絶対に自分から人に攻撃をせず、穏やかで付かず離れず程良い関係を保つ事をみんなが心がければ、子どもの足を引っ張るようなトラブルは生まれない。

トラブルを生まない事は難しい事ではないが、いつの日も大人のトラブルが野球界では付きものという事は、感情・エゴの押し付けや被害者的スタンスが変えられない人がそれだけ多いという結果だと思う。

原因は野球の現場ではない事も多い。
家庭内や職場など、疲れやストレスの矛先が野球の現場や子どもに向いてるパターンもよくある。
満たされない感情が妬み僻みになったり、悪口陰口へと姿を変える。

ただ、どれだけそれで満たそうとしても、大人自身が変わらない限り、同じ事を繰り返してしまうんだと思う。

SNSでも、野球に限らずサッカーやバスケなど、チームスポーツをやる子どもの親の怒りや愚痴、妬み僻みで溢れかえっている。
そう言った部分も、最終的には子どもの人格形成に大きく関わり、性格なども含め、子どもの人生に影響すると感じる。

未来ある子どもがグランドにはたくさんいる。
応援しているつもりが、無意識のうちに追い込んでいるケースも多い。

〇〇すべきという「べき論」も、理想に当てはめたい「理想論」も、子どもには不要な事もたくさんある。

大人たちが、平和でダーティーな世界を作らなければ、必ず技術も内面的にも子どもは成長し伸びる。
逆に揉め事や悪い空気になれば必ず伸び悩む。

成長のカギを握るのは間違いなく大人だと思う。

関連記事

最近の記事
おすすめ記事
  1. 野球でチャレンジするなら、両立とバランス

  2. 確信している

  3. 絶対に必要なら

  1. 登録されている記事はございません。
TOP