先日、早稲田実業が愛知県に招待試合で来た。
私の母校とも戦った。
スイングの速さ、飛距離、清宮君は桁違いの凄さだと思う。
他の選手達もよくバットが振れている。とにかくよく打つ。
日頃の練習の成果と、やっぱりセンスなんだと思う。
清宮君のように、あそこまで飛び抜けた選手は別格として、
これから高校へ進む中学生達の中にも、高い評価を得ている選手はたくさんいる。
ただ、今、評価の高い選手が高校へ行ってもずっと高い評価でいるとは限らない。
それは難しいことだと思う。
逆に、不器用でコツコツ練習を重ねて、
苦しみ抜いて高校野球にたどり着く選手もたくさんいる。
無名だった中学時代でも、高校へ行ってから、爆発する選手は多い。
小学・中学生時代に、やってもやってもなかなか結果に結びつかない不器用な選手は、
逆に心が磨かれていっているのかもしれない。
できないから考える、一つの技術を習得するのに時間がかかる分、練習量も多い。
決して不器用が悪いとも思わない。
私自身も信じられないほど不器用だった。
道場にも不器用な選手はたくさんいる。
でも、辛抱強く、選手を信じて一緒に練習をしていけば、道は開けるものだと思う。
あきらめず、結果を求めすぎず、考える力を植え付けながら、コツコツ成長させてあげたい。