私の指導の土台になっているのは、野球経験よりも社会経験だ。
技術的な部分や、野球のプレーにまつわる事は、野球経験から学ぶしかない。
それ以外の大事な部分は、野球経験ではなく社会経験から間違いなく学んでいる。
人材育成、システム・仕組みづくり、子供達へのアプローチの仕方、モチベーションのコントロール、人や自分自身への考え方や向き合い方、それはなかなか野球の現場だけでは学べない。
人の難しさ、組織の中でうまくいかない人の傾向、子供は向き合えば変われるチャンスはあるが大人はなかなか変われない…そんな難しい部分も社会に出て直面してきた事が今生きている。
野球界と社会、そこで何を学び 人生にどう活かしていくか、そして道場という現場で子供達にどう落とし込んでいくか、自分自身の経験が子供達のプラスになるように私が考え、努力しなくてはいけない。
間違いや失敗を人のせいにする考え方の人間にはなりたくない。人を責めたり、感情のコントロールができない人間になってはいけない。またそんな人間を育ててはいけない。
子供も大人も観察して見守って、自分なりに一人一人を理解して向き合い方を見つけていきたい。
これから私は大きなチャレンジをしたいと思っている。
自分の人生経験をもっともっと活かせるように、明確になっている目的のためにしっかり考えて準備していきたいと思う。