新たなスタートを切った。
13年積み上げてきた名東野球道場…..
愛着もあり、思い出もあった。
自分自身も成長できた場所であり、立ち上げて良かったと心から思う。
ただ、もっと自分の考え方を形にしたい、もっと自分の追い求める組織にこだわりたい、自分で立ち上げた組織の中で、感情を我慢しながらやっていく事は本意ではない。
ならば、歴史と伝統よりも、改革や追求を大事にしたい。
その気持ちが強くなり、名東野球道場に幕を下ろした。
新たな気持ちでスタートした名古屋O&Kベースボールクラブ。
目指すものはシンプルに…グランドの中、グランドの外、全てが「平和」である事。
そこに強いこだわりを持っている。
平和?そんなの当たり前の事と思う人も多い。
しかし、簡単なようで、一番難しい事だと思う。
特に、小・中学生の野球界では平和を実現する事は難しい。高校でも難しい事は間違いない。
私が追い求める平和とは何か。
妬み僻み、悪口陰口、派閥や批判、子供よりも大人が前に出てしまうそんな世界で私は野球をやりたくない。
良い指導を受けられない、大切にされない子供たちがいる野球界の体質も良くない。
指導者と父兄のみなさんが一体となって、子供たちの成長や頑張りを見守り応援し、グランドの中と外、どちらも温かい優しい空気の場所が必要だと思う。
不器用な選手は放置され、ある程度やれる選手は酷使され、どちらも子供のためには良い事ではない。
いつまでも野球が好きで、できれば長い野球人生を歩んで欲しいと私は願う。
そのためには、どんな選手も大事に大切に育てていくべきだと思う。
基礎基本から地道にコツコツと、試合も大事だと思うが、まず練習をしっかりやってからにしたい。
子供の野球界における大人の姿勢や在り方。
どんな選手でも必ず育てると言う指導者の姿勢。温かく優しい環境の中で育ち、自分も人も大切にする人間に育てる。
いつまでも野球が好きでいられる選手を育てる努力をし、練習の大切さを理解し、指導者・父兄のみなさん・子供たち、みんなで共有していく組織にしたい。
仲良しなだけの組織ではなく、熱く厳しく、その中に意識改革や愛情を盛り込んで、みんなで成長していける組織をまた1から作っていきたいと思う。
クラブチーム、部活、野球塾、野球教室、野球スクール、子供たちが野球をやる環境はたくさんあるが、どこにもないどこにも真似できない組織を作っていく。
全ては私の努力しだい。
目指すものはシンプルに、平和な世界で子供たちを育てたい。