4月からスタートさせた名古屋O&Kベースボールクラブ。
自分で立ち上げた名東野球道場で10年以上やってきた中での大きな決断であった。
自分の夢や目標に向かって、さらには子供たちや父兄のみなさんとの向き合い方や考え方を形にするために新たなスタートをする事にした。
名東野球道場の十数年、立ち上げて良かったと思える事は山ほどある。
ただ、同じぐらい苦しい事や悲しい事、悔しい事や失敗もあり、野球界・人・社会の難しさを知った時間でもあった。
その経験があったから今があるとはまだ思わないが、4月から新たなスタートをした自分と、半年経った今の自分の心のコンディションは明らかに違う。
自分の向き合い方や考え方にこだわって、育成方法も少しずつ形にして、そこに応えてくれる子供たちがいて、良いサイクルが生まれてきている。
本来私が理想としている父兄のみなさんとの距離感や考え方も、タイミングを見ながら話をし、少しずつ今までにない心落ち着く組織ができていると感じる。
正直に言えば「名東野球道場」から「名古屋O&Kベースボールクラブ」に変えた事は、全てが前向きからではなかったと思う。
経験した苦しさや悔しさから解放されたい気持ちも絶対にあった。
それが良いか悪いかは分からないが、半年経った今、自分の心に向き合って考えれば、新たなスタートにして良かったと思う。そう思えるのは、自分の力ではなく、子供たちと父兄のみなさんのおかげしかない。私は感謝を忘れてはいけないと思っている。
まだまだ新たなスタートをして半年しか経ってないが、少し強くなった自分もいる。
今年もあと2ヶ月とちょっとになった。
4月からスタートした名古屋O&Kベースボールクラブが平和に年末を迎えるために、一生懸命子供たちを育て、最後まで努力していきたいと思う。