今年も春のリーグ戦が開幕する。
昨年秋のリーグ戦からの成長がとても楽しみ。
冬のトレーニングを乗り越え、少しずつ暖かくなっていく中でテスト試合を繰り返し、子供たちの動きも冬から春へと変わってきている。
子供たちは勝敗にこだわって戦い抜いて欲しい。
ただ、あくまでも私は子供たちの技術や内面的な成長を期待しながら、これからの育成のポイントを探そうとしている。
そして、子供たち一人一人に私はテーマや課題を作っている。
高いハードル設定をしている子には、厳しい目線も持ち、自分で自分に厳しくやれるように向き合っている。
リーグ戦初参戦の子には、とにかく上級生のスピードやパワーに慣れる事を念頭に、失敗を怖がらずチャレンジして欲しいと思っている。
毎年、春や秋のリーグ戦でブレイクし、頭角を表す子がいるので、今年も一人でも多くそんな選手が出ることを期待したい。
まだリーグ戦には出場しない子供たちも、リーグ戦の間、コツコツ練習を積み重ね、成長させようと計画している。
才能溢れる子供たちなので、丁寧に温かく長い目で育成を考えたい。
リーグ戦が終わった後のルーキーリーグも今から楽しみにしている。
クラブチームや部活をやっている選手たちと比べたら圧倒的に試合も少ない。
昔はそこによく意見や批判もあった。
ただ、体を守る事、高校まで最優先にしなくてはいけないのは練習である事、その信念は何を言われてもブレずにやってきた。
高校からは自分の練習はなかなかできない。
体の酷使もある。
期待に応えられない選手、伸び悩む選手も山ほどいる。
その中で、うちのような他にないやり方で育ってきた子供たちが活躍をし、今までの小・中学生の野球の概念を覆し、高校から結果を出していくと、世の中の見方や考え方も変わってくる。
もっともっとうちのやり方が世の中の選択肢の一つになっていくように、自分が焦らず・野球界の常識とは戦わず、コツコツ信念を貫いていこうと思う。
何より、O&Kのスタイルや姿勢を受け入れて毎日頑張っている子供たちと、良き理解者となり、協力やサポートをしてくださる父兄のみなさんにとにかく感謝している。
信じてくれる子供たちや父兄のみなさんがいないと指導者なんてできないし、指導者なんて言えない。
自分は偉いと勘違いを起こさないように、感謝を育成という形で返していきたいと思う。