先日、長嶋茂雄さんがお亡くなりになりました。
私は、小学校時代はあまり野球に興味がなく、中学から野球を始めたため、当然長嶋さんの活躍もそのすごさもあまり詳しくはない。
「ミスター」という愛称で親しまれ、国民的スターであった事は間違いない。
引退試合の「我が巨人軍は永久に不滅です!」というシーンはよくテレビで流れる。
そのシーンをテレビで何回も何回も目にするたびに、その試合に、長嶋さんの対戦相手のドラゴンズの選手として出ていた父の存在を思い出す。
私もこうして大人になり、今は子どもたちと向き合う指導者になったが、長嶋さんの引退試合に父が出ていたというのは、改めてすごい事だと思う。
そんな父ではあるが、昔はそのすごさを知る余裕すら私にはなかった。
中学から野球を始めて、超スパルタで私に指導していた父は鬼のように怖く厳しく、一度も褒められた記憶もない。
私のまわりは、元プロ野球選手だった父という事を羨ましがったり妬むような人はいたが、私自身は現実から逃げたいぐらい辛い日々だった。
そのスパルタすぎる厳しさも長きに渡り続いたため、
やがて父との間に距離が生まれ、無意識に父を避けて過ごす自分がいた。
父が亡くなってから、私に対する色々な愛情を知り、父の本音や 私が子どもの頃に知る事ができなかった優しさを後々耳にし、今は父の息子で良かったと思える自分がいる。
長嶋さんが亡くなり、連日テレビで引退試合のシーンが流れていた。
バックスクリーンの電光掲示板の父の名前を見るたびに、親父すごいな…会いたいな…といつも思う。
本当に心から感謝してます。
ありがとう。