私が現役だった30年近く前は「メンタル」なんて言葉はあまり耳にしなかった。
当然自分が発した事もない。メンタルという用語も私の知識にはなかった。
でも、いつからかは分からないが、スポーツ界においてはメンタルは
重要なワードになっている。

私も指導者になってからメンタルについて勉強したり研究をしている。
まだまだ明確にメンタルを強くする方法や鍛える方法はハッキリはしていないが、私なりの感覚は持っている。
メンタルトレーナーほど専門知識ではないが、成功体験を増やしたり、
昭和っぽい発想になってしまうが、やはりそこは練習量も大事だと思う。

メンタルに弱さを感じているならば、人より練習をする事から始めるのが大切な気がする。
そして、指導者が選手を追い込むのではなく、自分で自分を追い込んでいく事で「これだけやったんだから大丈夫なんだ…」と思えるまで練習をして欲しい。
自分で自分を追い込める環境づくりや、考え方や取り組みを話し合える私との関係性も大事になると思う。

メンタルの強さや気持ちの強さ、負けん気の強さ、スポーツには必要とされているが、私は生まれ持っての性格も影響すると思っている。
メンタルが弱くても、気持ちが強くなれない子でも、やはり 考え方や向き合い方によって実力を発揮できる選手になれる。
自分で自分をどこまで理解しているかも大切になり、練習量や毎日の積み重ねで身につく自信がメンタルには必ず影響するので「弱いから自分はダメなんだ…」という発想は全く必要ない。
