私は、道場を立ち上げた時から曲げない信念と、ブレない考え方を持っている。
ただ、指導方法や指導内容については日々自分を疑っている。
自分の経験が全て正しいわけではない、今よりもっと良いメニューや練習方法はないか、自分が教科書になり満足してはいけない、その気持ちを持つためには、自分を疑う必要がある。
昔は正しいと思っていた練習も、無駄が多ければ省き、練習の効率を上げ、中身濃く短時間集中で育成したいと思う。
指導の勉強をしていくと、自分も現役時代、こうすれば良かった・あーすれば良かった…が山ほど出てくる。
後悔ではなく、今そこに気づけた事が良かったと思う。
勉強をすると、子供達の育成にはプラスに活かせる事が多いが、自分を疑ってるからこそ学べる知識なのかもしれない。
でも、自分を疑うが、子供達は100%信じている。
器用不器用、体の大きい小さい、運動神経の個人差、10人10色で人それぞれ色々ある。
しかし、可能性は無限にあって、コツコツ地道に練習を積み上げていくと、どこでどんな覚醒が起こるか分からない。
見捨てず、愛情を持って最後まで信じて向き合っていこうと思う。
「疑う」と「信じる」は正反対だが、自分の心では融合している。自分の中の大事な考え方の軸として、指導を考えたいと思う。