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言葉の選び方と向き合い方

私が子供の頃は怒鳴る・叱るも当たり前だったが、叩く・殴るも普通だった。

気合いや根性といった言葉が良い意味で認識されていた。
その気合いや根性を身につけるために、大人は厳しい対応をしていかなくてはいけない。
そこを耐え抜いた選手だけが身につくものという感覚があった。

私はそこに昔から違和感を感じている。
厳しさはあっても良いと思う。
何も言わなければ、まだ未熟な子供たちは自由や楽しさを履き違えてしまい、行き過ぎた行動や時に問題を起こしてしまう。
そうならないためには、力で押さえていかなくてはいけないという発想になる指導者や大人は多い。

ただ、その考えでは時代は変わらない。
必要以上に叱る・怒る場面はなくし、寄り添う、向き合う、サポートする、その考え方の方が大事だと思う。

だから厳しくしない・怒らないというような、白か黒かの考え方ではなく、場面場面、必要な向き合い方をうまくチョイスして、子供たちと向き合う事が指導者・大人に必要な事なんじゃないかと感じる。

子供たちに求めすぎても無理…と私はよく口にする。
できない事を求めてもできないものはできない。
だからこそ、どうしたら良いかを教え、サポートし、導いていくのが大人の役目。

怒る・叱る、まだまだ消えない暴力行為も含め、そのやり方が間違っている事に気づかなくてはいけないのは大人、自分が変わる勇気、自分を変える勇気を持たなくてはいけないのも大人の方だ。

今の時代だからではなく、今も昔も必要だったと感じるが、大人は、コミュニケーション能力を高め、なるべく怒る・叱るという方法を取らなくても育成ができるよう、言葉の選び方、言葉の引き出し、子供たちとの向き合い方を考えていくべきだと思う。

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