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昔の考え方ではいけない

私は子供たちを観察する中で、技術の進歩はもちろんではあるが、動きの癖や取り組み姿勢の変化、何か活かせる特性がないかを探したり考えたりしながら見つめている。

決してマイナス思考で見つめる事はない。

昔の野球は「こうでないといけない」「こうしろ、ああしろ」と言われて野球の形を作る事が多かった。
技術をはじめ野球自体、考えてやる事もなかった。

この打ち方ではいけない、この投げ方ではダメ、そう言われながら指導者の好む型にはめるような野球をやってきた。

私もそうやって子供の頃野球をやっていたが、少し違和感は持っていた。

打ち方・投げ方も人それぞれ自分の形があって良いと思う。
昔は良くないと言われてきた形で投げるピッチャーも、今はメジャーリーガーになっていたり、打ち方も今は個性を出しても良い時代になった。
部分的には避けた方がいい打ち方や動作はあるが、それでも昔ほど、こうしなくちゃいけない・ああしなくちゃいけないとは言わない。良い傾向にあると思う。

みんながみんな指導者の理想の形に当てはめるのは無理。
性格も体格も体の癖も全員違うのに、打ち方や投げ方を同じにする事はできるはずがない。

考え方は時代に合わせて変化させなくてはいけない。昔の考え方のままでは伸び悩む選手も必ず出てくる。

昔のやり方を反面教師にして、自分の考え方を進歩させ、子供たちをしっかり観察し、色々試し、それぞれの個性を活かせるような育成を考えていきたい。

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