今日、練習の帰りに通りがかった家の前で、男の子が真剣に素振りをしていました。彼は、別の曜日に私が教えている子で、最近目に見えてのびている子なんです。
実は先日、彼と向き合って話をしました。「冬のトレーニングがいかに大切か」「華やかな試合よりも地味なトレーニングがなぜ必要か」「自分に足りないのは何か」といったことを真剣に話したんです。
彼は5年生。体を作る一番大切な時期で、話も理解できる年齢です。
その日を境に彼は変わりました。練習に取り組む姿勢は見違えるほど積極的になり、それとともに動きが変わってきたのです。今日、誰も見ていないところで真剣にバットを振る彼を見て納得しました。私が彼に会うのは週に一回だけですが、彼は毎日努力をしているんです。それが結果として表れてきています。
冬に体を鍛える大切さを理解してくれたといううれしさと共に、彼の真剣な姿に感動です。うまくなる子というのは、こういう子なんです。冬を越えるのが楽しみです。