もうすぐ高校野球も夏の大会が始まります。
三年生にとっては最後の夏です。この時期が来ると、毎年毎年思い出します。もう20年も前の話になりますが、まだつい最近のような感覚が私の中にはあります。
私の母校である享栄高校は、私の時代に監督をされていた柴垣監督が、今も監督として選手達と頑張っています。
高校野球界には、名将と言われる監督がたくさんいますが、私の恩師•柴垣監督も、春夏の甲子園出場や多くのプロ野球選手を輩出した名将と言われる一人です。
ただ、私が思う名将•柴垣監督は、甲子園出場やプロ野球選手を輩出した事だけではないもっと深い部分に、本当の名将と言えるところがあります。
選手とのコミュニケーションの取り方も、言葉では表せない独特の雰囲気と、言葉一つ一つに感じる愛情、厳しさだけではない目線。夏の大会を終え、野球部を引退した後の優しさは、こちらが驚くほどです。そんな所に、OBからも愛される理由があるのだと思います。
高校野球が全てではなく、高校野球の経験をこれからの人生に生かす事が大事!と教えられ、社会に出てからも、仕事の様子、家族の様子をいつも気にかけてくださり、温かい言葉をくれます。その言葉の中には深い深い愛情を感じます。
甲子園に行くには、強いだけでなく、運や勢いも必要です。たとえ甲子園に出場できなくても、柴垣監督のもとで野球ができる事に意味があります。
ずっとずっと監督として、グランドに立ち続けて欲しいという思いです。
うちの道場で頑張る選手達も、柴垣監督のもとで野球をやらせてあげたいといつも思います。
私にとっての名将•柴垣監督は、戦績、実績だけではない、一人の人間として、生き方•考え方など大切な事を教えてくださった人生の恩師です。
さあ、夏も目一杯応援しますよ!!