予想はしていたが、やはり厳しい暑さの夏休みになっている。
頑張って毎日練習している選手達は本当に素晴らしいと思う。
先日、ある中学野球の指導者と話をした。
やはり、勝つ野球と育てる野球に違いを感じた。
試合に勝てなかったり、ミスをした選手、試合をする戦力に入っていないと判断された選手に対しての批判がすごく気になってしまった…。
私は、あまり選手に対して厳しい評価をすることは好きではない。
選手それぞれ良い所はたくさんある。短所もあって当たり前だが、それを受け止め克服できるようにサポートするのが指導者の仕事だと思う。
勝ちを求める事は素晴らしい。ただ、あくまでも選手達が野球を楽しむ事、監督やコーチなど大人の顔色を伺って野球をしたり、指導者の自己満足で野球をやらせてはいけない。
できなくてもできるようになるために日々コツコツと練習を重ね、欠点を前向きに理解させ、野球よりも大切な人への気配りや助け合いを知り、人の傷みを知るために人に歩み寄り、そんな姿勢を教える事が大切ではないかと思う。
苦しい夏休みの練習はまだ続くが、先輩は後輩に気を配り、後輩は先輩の優しさを学び、お互いに助け合いながら夏休みを終えていきたいと思う。
野球と心が成長するように、練習メニューや選手達との接し方を考えながら私がリードする事が一番大事。