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親の負担や野球を離れてからの選手達

野球と言うのはお金がかかるスポーツと昔から言われている。
確かに揃える道具も多く、チームに入ると、最初に揃える物だけでも負担は大きくなる。
そう考えると野球は色々な意味で大変なスポーツだ。

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今の小・中学生の野球は必要以上に親の負担が大きいような気がする。
真夏も真冬も季節問わず朝から晩までグランドにいたり、監督やコーチの食事やコーヒーを準備したり、
遠征の帯同、子供達の道具・ユニフォーム以外に父兄もTシャツや帽子・グランドコートを揃えたり、毎月の負担額も特にシーズン中は大きくなる。
それが当たり前のようになってしまっている分、どうしてもお仕事や家庭の事情で土日に参加できない親はチームにい辛い状態になったりする。
派閥や妬み僻みもできやすくなってくる。

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当然子供のためだからそれが当たり前、仕方ないと頑張っている方も多いが、
親が持つ精神的な負担と経済的な負担は私は行き過ぎではないかと思う。

なるべく負担を減らすことを考えていくべきで、親子で野球愛が長続きするように指導者は考えなくてはいけないと最近特に感じる。

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親の負担があまりかからない学校の部活動も、年々練習時間の削減や指導者の不足などで力がなくなっている。
野球をやりたい子供達はクラブチームがメインとなるが、色々な面で親も大変だ。

小・中学生の野球でお金がかかる分、それを先々のための投資感覚で捉え、ここまでお金をかけて支えてきたんだから、
高校は野球特待生でないと困る!と考える親も多い。
ただ、特待生かそうでないかは高校側が決める事、特待生で進学できる保証や確約などはどこにもない。

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最近は親の考え方も変わってきている。
小・中学生の野球を進学の一つの軸と考える人が多い。
「あのチームに行けばこの高校に行ける」そんな考え方をする人も年々増加している。
チーム側も「うちに来ればここの高校に行ける」と言う言葉で選手を勧誘するところもある。
そういった全体の流れも私は間違っていると思う。
目標として、野球で進学してみたい!と思う事は素晴らしく、その目標をサポートするのが親であり指導者だと思う。
大切な事は、まず高校から必要とされる選手になれるように、練習で技術や考え方をコツコツ一生懸命教えていく事だと思う。
進学先を含め目標は、親や指導者が用意するものではなく、自分で掴みに行くものだと子供達には伝えたい。
そこで生まれてくるファイティングスピリットや競争は必ず何倍もの力になって自分の成長を助ける。

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子供達は野球を楽しむ事、親は楽しく子供の野球をサポートできるように色々な負担を減らす事を指導者は一番に考えるべきだと思う。

もう一つ、毎年この季節になると、プロ野球でもドラフトのニュースなどで毎日騒がれているが、
その裏側で戦力外や引退など野球から離れる選手もたくさんいる。
高校・大学で野球を終える選手もたくさんいる。
子供達に教えていきたい事として、どのスポーツでもそうかもしれないが、野球も一生食べていけるスポーツではないという事。
夢を打ち砕くようにも聞こえるが、野球を終えてから、社会で苦しんでいる人もかなり多い。
野球以外の世界に適応できなかったり、野球以外にやりたい事が見つからず、働く気力もなかったり…。
野球を終えたその先にどんな目標を持つかも教えていく必要があると思う。

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今、道場で一緒に練習をしている子供達にも、野球の目標に向かって一生懸命頑張り、野球を楽しむ事を教えたい。
ただ、野球が上手ければそれで良し!ではなく、自分との向き合い方、人の気持ちを考える心、
人を見下したり、人を悪く言う考え方にならないよう、野球から離れた後に最も必要になる考え方も一緒にコツコツ教えていきたい。

そして、野球から離れた後は、子供のために一生懸命やってくれた親に必ず恩返しができるようコツコツ働いて欲しい。

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