先月、卒団式を終えて、高校へ旅立って行った先輩道場生達。
2月・3月は寂しい気持ちもあったが、高校での活躍を楽しみに最後は明るく送り出した。
それぞれの高校でみんな一生懸命頑張っている。
また中学では学ぶ事・体験できない事が高校ではたくさんある。
一つ一つ経験しながら強くなっていって欲しいと思う。
道場は4月から新チームがスタートしている。
今までの先輩世代にはない独特のマイペース感とおとしさを感じる新中3世代。
道場内ではゆとり世代などと言われた事もあった。
私は楽しみしかないが、心配する声もある。
去年や一昨年の先輩達とは明らかにキャラクターやカラーが違う。
熱く・激しく・楽しく、そんな言葉がよく似合った先輩世代。
そのカラーを求めているなら心配や不安しかないかもしれない。でも、私はいつも言うが、世代比較・人と人の比較が大嫌い。
大人の理想を押し付けたり、人の意見を聞かない考え方は必要ない。
新しい世代の良さや持ち味に目を向ける前から不安を口にしたり、厳しさを求めていくのは間違っている。
性格や考え方も十人十色。
熱い選手もいればクールな選手もいる。激しく元気良くやれる選手もいれば気持ちを内に秘めながら
コツコツとマイペースでやっていく選手もいる。
何が正しいと言う基準は私にはない。
求めすぎず、個性を大事にしてあげたい。
求めすぎて 厳しくしすぎて、彼ららしさを失うのも良くない。
時には期待を裏切ったり、困らせる事もあるが、それが子供。何があっても許す気持ちを持って
温かく長い目で見守ってあげたい。
コツコツ・さりげなく・優しい、そんなカラーの新中3世代。
どの世代にもなかった独特な持ち味のある素敵な世代にしか私には思えない。
何があっても良き理解者でいてあげたい、何があっても道場のかわいい選手達で、
何があっても体を張って助けたい…そう思える新チームの最上級生達はとっても良い奴ら。
また1年、果てしなく向き合いながら、彼らの力になれるように私の努力からスタートしたいと思う。