ここ最近、ネットニュースやテレビ・雑誌で子供達の野球についての問題を目にする事が多い。
勝利至上主義や親の負担について、私のところにも、意見や考えを聞かせて欲しいと依頼が来たりもする。
考え方はそれぞれなので、何が正しいかはわからない。
私は、賛否両論あってもブレない姿勢と変えない信念を大事にしている。
勝利至上主義は良いと思わない。
お茶当番や父母会など、親の負担になる事は必要ない。負担と感じない人もいるが、トラブルの原因になる可能性がある事は基本的にない方がいい。
練習よりも試合の数が上回るのは反対。
厳しさが優先の指導も反対。
この辺りは前々から私は言い続けているが、まだまだ他にも曲げない大事な考え方がある。
指導者は偉くない。地位や名誉も必要ない。
子供達に努力を求めるならば、先に自分が子供達のために努力をする。
子供達が大人の期待に応えようと必死になるなら、まず指導者が子供達の期待に応えれる指導を必死にする。
指導者である私が、まず子供達の前で野球を楽しむ。子供達には楽しみ方を教える。
将来の役に立つような上下関係はあっても良いと思うが、基本的には先輩後輩、同級生は仲良くすればいい。
基本的に挨拶がしっかりできれば良い。必要以上の声出しはいらない。
グランド内で選手達の私語厳禁ルールも必要ない。
まだ言い出せばキリがないほどある。
大事な事は、やらされる野球ではなく、自分から頑張れるように気持ちのサポートを指導者がする事。
指導者が、子供達や父兄を支配するような組織を作ってはいけない。
当たり前に思えた野球界の流れやしきたりが、本当に子供達の人生のプラスになっているかどうかも考え直す必要がある。
全ては子供達の将来のために野球があり、良い導きができるように指導者がいるんだと思う。
その環境づくりを大切にしたい。
大人の目を気にしながら行動するような子供になって欲しくない。
型にはめず、ルールで縛らず、子供達の感性と個性、才能やセンスを一緒に楽しく探してあげたい。
グランドでの私語も、場面によっては注意も必要だが、コミュニケーション能力を養うため、自然体の子供達を観察するためには、子供達同士で話をしたり、自由な時間も大事だと思う。
メリハリや気持ちのコントロールスイッチを持っていれば問題はない。
考え方に賛否はあって当たり前。でも、信念は曲げない。
子供達とどこまでも向き合う覚悟が私にはある。
自分の信じた道を、自分の信じた指導の道を歩んでいきたいと思う。