選手は一人一人持っている才能は違う。
技術的な事から人間的な部分まで、人というのはどこに才能があるか分からない。
特に小・中学生ぐらいの子供達はまだまだ未知数な部分の方が圧倒的に多く、個人差もある。
早熟や遅咲き、本当にどこで才能が開花するか分からない。
大事なのは、必ずどこかで開花する才能のために、我慢強く 粘り強く 辛抱強く 練習を重ね、
内面的成長ができるかだと思う。
小さい頃から、運動神経や野球の感覚が優れている選手はいる。打って良し、守って良し、走って良し
の三拍子揃った選手もいる。
ただ、そんな選手だけが生き残る世界でもないと思う。
何か一つ、アピールポイントに強みを持っていればいい。
徹底してそこを磨き、選手自身が自分の長所に自信を持てば、自ら自分自身の短所にも目を向けはじめる。
私は人の短所を叱ったり責めたりするのは好きではない。ただ、まだまだ野球界には短所を責めたり、
思い通りに動かないと叱ってしまう指導者が多い。
考える力や野球を楽しむ心、自分自身と向き合う姿勢、私はそこを大事に育てたい。
肩の強さ、肘の使い方、打球が強い、打球が飛ぶ、肩肘の柔らかさ、体の柔らかさ、腰の落ち具合、
足の速さ、地面の蹴りの強さ、スピード・速さ、打球の勘、声の大きさ、気持ちの強さ、
真面目に練習に向き合う姿勢……などなど才能はざっと考えてみただけでもたくさんある。
まだまだ山ほど才能になる事はある。その中に、持っているものが一つでもあれば生き抜いていける可能性はある。
才能がないと自分自身で決めつけてしまう人、悩んだ末、親が野球を諦めさせるパターン、
世の中には野球で悩み苦しみ人がたくさんいる。
私はそんな選手や親を救いたいと思っている。
最後まで諦めてはいけない。
どこに才能が隠れているかもわからない。
そこを引き出すのは指導者である私。
どの選手も必ず持っているアピールポイントを選手と一緒に探す事は本当に面白い。
何百通りとある練習の中で、全員の才能を開花させられるように、
夏休みが終わった9月からも全力で向き合いたいと思う。