毎日毎日雨が続き、練習メニューの変更やグランドコンディション不良に悩まされている。
甲子園や秋の地方大会も、試合が消化できず、選手達もコンディションの調整が難しいと思うが、大会運営側も本当に大変だと思う。
何とか試合ができるように、裏側で頑張っている方達に感謝して、選手達は頑張って欲しいと思う。
甲子園で頑張っている高校生達の裏側で、甲子園に届かなかったたくさんの選手達は、これからの人生を模索していると思う。
道場のOB達も、進路について色々考える時が来ている。
大学で野球を続ける選手、野球とは違う道で目指すものを見つけた選手、どの道を取っても応援したい。何か力になれる事があれば努力したいと思う。
大学で野球を続ける選手達は、もう一度リセットし、1から野球も自分も見直さなくてはいけない。
高校野球と大学野球は全然違う。
私も当時、その違いに驚いた記憶がある。
高校野球を終えると、何かすごい事を成し遂げた気分になり、気持ちが大きくなりすぎたり、気持ちの緩みや持って欲しくない歪んだ自信を持ってしまう。
結局、練習不足になり、大学野球がスタートし、出遅れになり、通用せずに終わってしまう選手が山ほどいる。
高校とは違い、大学では、注意したり指導したりする人も少なくなってくる。
半分大人扱いなので、自分で意識は高めて取り組まなくてはいけない。
ただ、一度緩みを覚えてしまうと、なかなか元に戻せないのが「意識」「気持ち」だと思う。
家族を含め、色々な方のサポートがあって新たな道へ進める。そこを忘れてしまう選手も多いが、それも「人間性」の問題。
力になってくれる人達のおかげで、次の人生が始まる。まだ自分の力ではない。
自分の力で将来生きていくための勉強である事を理解して、一歩ずつ進んで欲しい。
自分の教え子達には、その大切さも改めて伝え、これからも向き合いたいと思う。
野球を続ける選手・違う道で頑張る選手、道はそれぞれだが、どちらの道へ行くにしても、やはり大事なのは「人柄」「人間性」だと思う。
いくら野球が上手でも、いくら活躍した選手でも、人の傷みや人の気持ちが分からない発言をしたり 行動をとる人間では、どれだけ良い選手でも私はいけないと思う。
小さい頃は分からなくても、少しずつ自然と考え方が身に付いていけるように努力したい。
野球も上手くなって欲しいが、あくまでも私は、道場を立ち上げた時から、「最後は人柄」だと思って子供達向き合っている。