私は色々な事で悩んでいる。
選手達の育成計画や、日々どのように向き合ってあげたらいいのかを考え続けている。
選手達のために最大限できるサポートをするためには、私自身がどうしたらいいのか…。
もちろん、選手達も我慢して辛抱して、自分の野球人生のために頑張って欲しい気持ちもある。
ただ、うまくいかなかった事、失敗やミスの繰り返しに対して、一方的に厳しく責める事は好きではない。
選手がうまくいかなかった事は、私自身への課題でもある。
私のアドバイスやサポート、指導も何か足らない事があったんだと思い、まず自分自身に問いかけ、選手達のために努力したいと思っている。
色々な意図やアプローチの仕方はあるが、どれが選手達にマッチするかは分からない。
人の心は本当に難しい…。
自分の考えや指導が合わない場合も当然ある。
その時は、自分の思い通りにならなかった選手達ばかりを責めるのではなく、自分の向き合い方を見直す事から始めたい。
よく指導者達の話を聞いていると、勝てなかった事や求める結果が出せなかった事を選手達のせいにする人は多い。
自分好みの選手は可愛がるが、苦手なタイプや噛み合わない選手に対しては、突き放し チャンスを与えない、指導もほとんどしない、そんな指導者はたくさんいる。
最後は、思うように動かなかった選手のせいしてしまう。
そんな大人になってはいけない、そんな人間が人材育成など絶対にできない。
叱る事も好きではない、厳しく言うのは最小限に留めておきたい。
指導に力が入ると、言いたくなる場面も出てくる。それも人間だから仕方ないが、もう一つ口に出す前に、叱る事怒る事が正しいかを考えるようにしている。
自分が子供の頃に中々できなかった事を選手達に求め、選手達ができなかったら怒る。
私はそれがおかしいと思っている。
どうやったらできるようになるか、ヒントを与え一緒に考え、できるようになるよう練習メニューで工夫すれば良い。
厳しく言うのは良いが、選手達がどう受け止めるかまで考えて言葉は選ぶようにしている。
それも私の努力のうちだと思っている。
一生懸命頑張っている選手達を悪く言う事はできない。結果なんか簡単には出ないが、出なかった事を選手達のせいにする事もおかしい。
人のせいにしてはいけない。
私に何かが足らないだけ。
だから悩み苦しみ人のために努力する事が私には必要。
そして、最後には必ず成長へと繋げ、次のステージへ送り出して応援してあげたいと思う。