小学生から中学生、中学生から高校生、そして高校生からその上の野球界、当たり前かもしれないが、どんどん厳しい世界となっていく。
自分でアピールして、自分で乗り越えて、自分で成長していかなくてはいけない。
小学生のうちはできない事の方が多い。
できない事を求めすぎず、純粋に野球が好きで、うまくなりたい気持ちを大切にしてあげながら楽しんで欲しい。
中学生になると、その先を考えなくてはいけない。
楽しいだけではなく、求められるハードルも上がる。手取り足取り教えていくよりは、自分で少しずつ考えてやれるような意識改革を求めていかなくてはいけない。年齢的にも難しい時期になるが、自分で考えてやれる選手、言われた事しかできない指示待ちの選手、そこがハッキリしてくるのも中学生ぐらいから。
野球での進学、勉強での進学、どちらの道を通って高校野球へ辿り着いても、そこからは厳しい世界へと向かっていく。
「自分で考えて何とかする」その意識を養っていくのも、中学生の大事なポイントだと思う。
高校生からは結果が全てだと思っている。
活躍できるかできないか、期待に応えられるかどうか、全て本人しだいだと思う。
結果が出なかったり、期待に応えられなければ、厳しい事も言われる。
なかなか試合にも出れない。指導してもらえると期待してはいけない。
それでも辛抱強く・我慢強く乗り越えて強くなって欲しい。
自分を強く持ち、結果が出ない事を人のせいにせず、現実から逃げずに向き合って、そこから考える力もさらに養って欲しい。
高校から上の世界は、なかなか楽しむ事はできないかもしれない。
でも、実力と結果の世界だから仕方ない。
全て自分しだい。自分で何とかするしかない。
そこを考えれる選手を一人でも多く育てられるように、私は日々色々あっても指導を大事にして、足を止めたらいけないと思っている。