この組織を立ち上げてから10年以上、自分なりに悩み考えながら形を作り、ここまでなんとかやってきた事は間違いない。
試行錯誤や前向きなチャレンジ、失敗や勉強の繰り返しで成長している気はする。
ただ「信念はブレたらいけない」「自分の求める組織は自分で作る」そう口にしたり心に決めてやってきたつもりだが、昨年までは弱い自分や物事を先回りして怖がる自分もいた。
心では、やりたくない事・言いたくない事や、本意ではない事を求められたりした時、我慢や辛抱を重ねすぎたり、自分の歪んだ正義感にエネルギーを使ってしまう場面もあった。
でも本当は、自分の考えや自分の目指すスタイルを打ち出し、そしてそれを貫き、エネルギーは100%子供たちに注ぎ込む事が一番だと思っている。
その中に、子供たちへの愛情や優しさ、厳しさと温かく見守る心を持ちながら成長していく自分や組織でありたい。
なかなか子供の野球の現場は色々な出来事や色々な考えの人がいるからこそ、自分というものをブレずに貫いていく事は難しい。
昨年までの自分は、やっぱり苦しむ場面も時にはあった。
でも、新年をキッカケに、切り替える勇気や過去の自分に決別する事を誓い、新たな決心を持ちスタートできている。
指導法や人としての考え方、育成方針や進学問題まで、自分の持つ信念は絶対に曲げない事が大切だと思う。
自分の本意ではない寄り添い方をしても、結果うまくいかない事も学んだ。
過去の失敗や勉強、わずかな成功から学んだ事だからこそ、ここからはその学びを活かしていける自分でいたい。
決別と決心、今年はその気持ちからスタートした。
その気持ちでコツコツ歩んでいく事で、また組織を成長させ、縁がある人たちとは良い時間を過ごしていけると思っている。