異常な暑さが続いている。
毎日練習をしながら、これからの野球について考えている。
昨年も暑かったが、体にこたえる暑さは昨年までと比較できない気がする。
甲子園の熱戦を見ている人は、猛暑の中でも戦わなくてはいけないから、暑さに慣れて、その中でもやっていく訓練もしなくてはいけない…という意見もある。
ただ、私はそれはできない。
その考え方が正しいとは思わない。
育成している世代は高校生ではなく、小・中学生。高校生とは体の強さや体力も違う。
今、わざわざ無理や我慢をして、熱中症のリスクを抱えながら、激しい練習やたくさんの試合を積み重ねる必要はない。
高校生になってからでもそれは遅くはない。
私は、熱中症対策をしながら、短時間で無駄のない練習を毎日積み重ねながら猛暑を乗り越えるべきだと思う。
猛暑が過ぎてから、熱中症の心配がない状態で、みっちり鍛えて、ゲームを交えながら成長の秋を迎えたい。
指導者や大人に冷静な判断が必要なこれからの夏。
気合いや根性で乗り切れるレベルの暑さではない。
高校野球の間違った影響を受け、猛暑の中での激しい練習や試合を多くやる事は、子供たちの体には良くない。
まずは、子供たちの体を守る事。
守りながら野球の成長も止めず、真夏の育成パターンを作り上げていく事が大切ではないかと感じている。