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決めつけたら終わり

子供の野球にはよくある話だが、この選手はこのポジション、この選手はこんな感じでいい、この選手は厳しい、この選手は伸びない…指導者がそう決めつけてしまうパターンがものすごく多い。

運動神経が良く、小さい頃から動ける選手はどんどん使われ活躍もするが故障もする。

逆に指導者から見て好みでなかったり、指示通りに動けない・なかなか期待に応えられない選手は伸びない・厳しいと決めつけられたりする。
ポジションも可能性を探るよりは固定で落ち着かせるパターンが多くなる。

小・中学生で伸びしろを期待するより、現在地で先を決めつけられたら子供の自力では伸びようがなくなる。

どんな練習をしたら選手が変わってくるか、どんなトレーニングを積むと芽が出てくるか、高校の後半から大学でピークを迎えるために、今やっておく事は何か、選手の先々を見据えたら可能性しかなく、小・中学生で決めつけれる事などあまりない。

結局指導者の2択になってくる。
選手の可能性を最後まで信じ、先々伸びていくように育てていくか、選手を現在地で決めつけて伸ばすより落ち着かせるか、その判断で選手の先々の人生は大きく変わる。

私は選手を現在地で決めつけたら終わりだと思っている。
選手の可能性を色々な見方から探り、一人の選手に指導者が手を尽くせるかが大事になる。

なるべく大きな故障をしないように、本人が諦めず野球を好きで居続けられるように、自分で自分の可能性に期待できるようにサポートをしながら温かく見守ってあげたいと思う。

選手の持つ能力や才能はどこでどう開花してくるか分からないからこそ、指導者が選手の現在地で人生を決めつけたらいけないと思う。

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