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中身と意識

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私は1日練習に効果があるとは思えない。
土曜日、日曜日も朝から夕方まで練習をした事は長い道場の歴史の中で一度もない。

練習量も大事、でも1日の練習量を長い時間かけてやるよりは、
短時間でもいいから毎日コツコツ積み重ねていく練習量の方がもっともっと大事。

小・中学生の集中力は長くは続かない。大人でもなかなか持続するのは難しい。
集中力の続いている間に、どこまで内容濃く大切な練習ができるか。

重要なのは「練習の中身と本人の意識」

平日の約2時間、土日の約3時間、密度の濃い練習の中で、
指導者である私が、どこまで選手達の意識や姿勢を変えられるか、選手達にどこまで尽くせるか、そこにかかっている。

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私も中学時代は朝から晩までの練習だった。
それが当たり前だと思っていたが、高校・大学、指導者を志し経験してきた修行時代に
学んだ事は長時間の練習はあまり効果的ではないという事。

それは選手の育成や意識改革にも大きく影響する。
選手とのコミュニケーション、練習中の接し方、モチベーションのコントロール、
そこには練習時間と中身、指導者・選手の意識が大きく関係する。

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練習時間や指導方法など、今までの野球界の古い体質や習慣は考えていかなくてはいけない。
そして、昔よりも今の方が良くない面もある小・中学生野球界の現状もこれからもっと考えていきたい。

毎日の短時間練習の中で、ただ言われた事をやるだけの選手ではなく、
バッティングや守備、走塁、試合、ウォーミングアップ、
全て目標や考える意識を持ってやれる選手に育ててあげたい。

選手の可能性を生み出すために、練習時間・練習内容、目的や意識を高めて、トータルバランスで育成したい。
そんな毎日の中で、最後まで選手達の力を信じてあげたい。

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