本人が自覚し、練習をし、努力していく…。
その気持ちと行動力が本人にあるかどうか。
選手にとっては大切な言葉だが、
指導者がこの言葉を簡単に使うのは私は違うと思う。
確かに「本人しだい」は間違いではない。
でも、選手1人1人の課題や物事の考え方、コミュニケーション能力など、それら全てを把握し、本人のヤル気スイッチを指導者が入れてからでないと「本人しだい」という言葉を使ってはいけない気がする。
高校生・大学生ならば、ある程度の自主性に任せても良いと思う。
ただ、私が指導しているのは、小学生と中学生。
まだまだ体も心も未熟な部分が多々ある。だからこそ指導者が大切だと思う。
勝ち負けや名誉ではなく、子供達のヤル気がグングン伸びるように、
どの選手にもアドバイスとチャンスを忘れず、ヤル気スイッチを私が入れてあげられるかどうかだ。
そこまで指導者が尽くしてから、初めて「本人しだい」というべきではないかと私は思う。