ゴールデンウィークも終わり、季節はどんどん夏に向かっている。
選手達も、練習に試合にトレーニングに、毎日熱く頑張っている。
気候が良い春から、ジメジメした梅雨、猛暑の夏と動いていく。
コンディションを整えていくのは大変な時期だが、隠された成長のタイミングはたくさんある。
技術を伸ばすためには、まず心のコンディションを整える事。
練習をやらされてる感覚や集中が切れている状態ではなかなか前に進めない。
そうならないためにも、短時間集中、気分転換、叱る場面と褒める場面の使い方を指導者がしっかりコントロールしなくてはいけない。
上達するためには何が必要か、基礎・基本を小さい頃から理解させ、いつか出来るようになるためにコツコツと経験を積み重ねていく。
1〜10まで口出ししたがる指導者や自分の考えや形を押し付けようとしたり、思い通りにいかないと怒る指導者もたくさんいる。
しかし、大切な事は「見守る勇気」があるかどうか「自然の成長と指導の成長」をうまく融合させられるか、
そしてどんな選手にも「期待する心・信じる心」があるかどうかだと思う。
野球の場で教えれる事は野球だけではなく、人間教育や人生の生き方を考える場面もある。
人間関係の作り方や人を想う気持ちも一緒に考えてあげたい。
技術と心を成長させるのには必ずタイミングが必要になる。指導者の気分や感情だけで指導してもダメ。
選手達を毎日観察して、一人一人を理解して、
その選手達のために自分に何ができるのかを永遠に考えていればアドバイス・指導するタイミングがわかってくる。
その成長のタイミングを見逃してはいけない。
そこを見逃さず、辛抱強く粘り強く選手達と向き合っていきたい。