私自身、私の野球人生を後悔している。
今振り返れば、もっとこうしておけば良かった..
こんな考え方をすれば良かった…そんな事ばかりだ。
あの時は分からなかった…
大人になったから分かる事…
確かにそうかもしれない。
その後悔はあくまでも結果論。
でも、もっとやれたと思う。
トレーニングも走り込みも技術的な練習も、自分の
目標を自分で明確に理解していれば、一つ一つもっと大事に取り組んだと思う。
まわりのサポートに目を向け、自己中心的な考えから脱皮できる力が自分にあれば、もっと野球人生は開けたと感じる。
私のような二流三流の選手と一流の選手の違いはそこだと思う。
何とかしてもらえる…そんな甘えた考えがあった事は間違いない。
当たり前の事を当たり前にやる。
楽しい楽しくないは別にして、コツコツ地味な練習も
継続してやる。
自分の目標や夢に向かってブレない。
そんな考え方や姿勢で野球がやれたら、野球人生も 野球から離れたその先の人生でも、報われる時は多いと思う。
苦しい事や辛い事、楽しめない時や楽しくない時だって必ずある。
ただ、それも必要な時間だと思って向き合わなくてはいけない時はある。
そこも含めて野球であり、大人になった時に「あの時頑張って良かった」と思える人生にして欲しい。
大人になった今、自分の野球人生を振り返った時には後悔しかない。
プロ野球選手の息子に生まれたからこそ、環境を含めて人より上に行けるチャンスはあったはず。
でもできなかった。
その全ては私の甘さと未熟さの結果だ。
それでもこうして指導者としていられる事は、自分の力ではなく、毎日頑張ってグランドに来てくれる子どもたちとサポートをしてくださる父兄のみなさんのおかげ。それ以外ない。
自分自身で作った後悔も、唯一薄めていく方法は、子どもたちのためにまず私が努力する事だと思う。
あの時やらなかった私が今できる事は全てやろうと思っている。