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とても大事な選択

先日、私にあるご相談がありました。土日にクラブチームで野球をしている選手ですが、一年、二年経っても、あまり上達を感じられない…という親御さんからのお悩みです。

少しでも上手くなるようにうちの塾に通いたいというご希望ですが、おもいきってチームを辞めて塾に専念したい気持ちもある…との事でした。

うちの塾には、チームと両立している選手もいますし、うちに専念している選手もたくさんいます。

私は、基本的にはご家族で相談をして、本人の意志を最優先に尊重して欲しいと思います。

 

野球教室の練習

 

チームでは、今まで一緒にやってきた仲間もいますし、慣れ親しんだ環境がありますから、楽しくやりたいという気持ちもわかります。塾に専念する事も、基本技術の習得など徹底して上手くなるためには近道だと思います。

今回問題なのは、あまり上手くなっていないという事、楽しいだけの仲良しクラブではダメという事です。

将来野球で人生を切り開いていきたいという夢・目標が選手になるのならば、考えるべきだと私は思います。

そのままそのチームに最後までいて、野球の将来に不安を感じるのであれば、他の野球環境も見るべきです。

今までやってきた事と同じで、あまり変化のない練習を年中繰り返していても上手くはなりませんし、勝ちが最優先の試合経験でも上手くはなりません。チームを辞めて塾に専念する考えもお持ちであれば、当然それも選択の中の一つで良いと思います。

チームを離れる事は勇気がいります。でも、チームメイトとの友情を断ち切ったり、裏切るという事ではないんです。人より上手くないと生き残れないこの世界で、人と同じ練習をしていても上には行けません。友情やライバル関係はそのままですが、それぞれ違う野球環境で競争をしていけば良いと思います。

 

野球教室の守備練習

 

チームを離れる事、塾に専念する事を良く思わない人もいますが、その人達が、選手の野球人生をなんとかしてくれるわけでもないので、意見に流されず、気にする事はないと思います(チームの存在は否定する事は全くないですが、チームでやりながら不安や不満があるならば、考えた方が良いと思います)。

塾だから試合ができないのではないか…いえいえできます。チームに入っていないと野球で高校にいけないのではないか…それは絶対にないです。
大切な事は、野球に必要な技術、スタミナ、体の強さ、スピードを持った選手だけしか生き残れない世界だという事です。特に今の時代は…。

小・中学生の時にどんな練習を積んできたか、試合過多になりすぎて、必要な練習が不足していないか、それが将来すごく重要なポイントです。

今回のようなご相談、お問い合わせはよくありますが、選手の将来にとって大事な選択です。上手くなる事、高校やその上の世界で通用する選手になるにはどうする事がベストかを考えて、答えを出して欲しいと思います。

悩んでいても時間がだけが進んでしまいます。まわりの意見だけでなく、上手くなる事が最優先ならば、自分達の目で、違う野球の世界を見てみる事が大切です。その後は、全て選手本人とご家族の意志だと思います。

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