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私の思う指導

いよいよ野球シーズンが近づいてきましたね。

ここから冬のトレーニングを積んできた成果が、シーズン中に出てきます。今日は指導についてのお話です。

野球の指導は、本当に難しいものです。指導者の考え方、やり方一つで選手が良くも悪くもなります。

指導者の中には、少年野球のうちから勝ちにこだわり、勝つための野球を最優先にしている人もいます。ひょっとすると、そういう考え方の指導者の方が多いかもしれません。でも、それは選手の野球人生にとってすごく怖い考えです。勝つための作戦や一つアウトを取る事を小さいうちから最優先にしていると、小さいうちからやっておかなくてはいけない練習が必ず不足します。

おそらく、小さいうちにやらなくてはいけない練習が何かを知らない指導者の方が多いと思います。

選手達は、言われるままに一生懸命やりますが、大切な時期に大切な練習をやらずに通り過ぎて、将来思うように伸びないケースがすごく多いです。

勝ちにこだわり、アウト一つを追求する野球は、高校へ行けば必然的にそういう世界になります。

でもその前に、高校でレギュラーになるためのチーム内のサバイバルがあります。そのサバイバルに勝ち抜くために必要な技術、体力、メンタル面は、小学生のうちからコツコツ育て上げていくものです。それは、試合過多、勝利至上主義の中ではとてもじゃないけど、育ちません。

中学から練習をガンガンやればいいという選手もいますが、そううまくはいきません。

野球教室の走りこみ

野球人生において、すごく大事な時期を知らない指導者が多いのも怖い話で、勉強.修行もせず、自分の経験値だけで教えれるほど野球は簡単ではないですし、選手の長い人生を考えて育てている指導者も少ないと思います。

磨けば光る、ちゃんと指導をしてあげれば、すごく良くなる選手も山ほどいますが、なかなか芽が出ず、夢をあきらめてしまう選手がほとんどです。そんな現状を、すごく残念に思います。

選手をうまくする事、技術の向上、体力の強化、メンタルの成長、夢の育成、それを小さいうちから最優先に指導していく事が、選手の野球人生で1番大事だと思います。

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