寒さや新型コロナ、今年は厳しい世の中でスタートしているが、道場は無事に良いスタートを切った。
コロナ禍で子供達をどう育てていくか。
昨年、新型コロナで本当に難しい一年だったが、今年はその教訓をどう活かすか。
当たり前だと思っていた事が当たり前にできなくなり、限られた環境や時間の中で、子供達を育成していく事は簡単ではない。
感染リスクはなるべく抑えなくてはいけない。
でも、成長を止めたらいけない。
高校や大学、その上で活躍するためには、やはり今が大事。
勝利至上主義も否定はしないが、私はそれが一番だとは全く思わない。コロナ禍の中で余計に思わなくなった。
こういう時だからこそ「基礎基本を徹底しよう」
「野球の楽しさ、難しさをみんなで理解しよう」
「道場が大事にしている考え方をみんな共有していこう」、こうして見直せる事はいくらでもある。
技術だけでなく、内面的な育成もこんな世の中だからできるのかもしれない。
子供達一人一人を見守り観察していくと、良い特長はいくらでもある。良いところを伸ばし、弱点を克服する、そこと向き合えるのも、高校に行くまでの今しかできないと思う。
怒る叱る、勝った負けた、そんな事を目的に私は野球の指導者をやっていない。
道場を信じて頑張ってくれる子供達を大切にして、とことん向き合って、子供達のために努力する事が私には必要。
コロナ禍だからこそ、工夫と広い視野で、しっかり子供達を育てていこうと思う。