11月いっぱいでシーズン中の練習は終わり、12月から冬練習に入る。
2ヶ月ちょっとの間かもしれないが、一年で1番と言っていいほど重要な時期だと思っている。
気持ちをリセットする目的や、意識改革をするには最適な期間だと思う。
シーズン中にしっかり使った肩肘を休めて、体力・瞬発力・柔らかさ・強さ・速さ、一人一人自分に足りないものを1から見直していけるよう、メニューを組んでいきたい。
道場の冬は厳しい。
今の自分を少しでも成長させるためには追い込んでいくしかない。
ただ、指導者である私の支配や自己満足で追い込む事はしたくない。
態度で厳しくする必要はないと思っている。
選手自身が、自ら立ち向かっていけるようにサポートし、苦しい練習を言葉や気持ちで支えてあげたい。
地獄の冬練習は何のためにやるのか…
自分を変えるため、これからの野球を含めた人生のため、来年の自分を信じるため、そのために何とか踏ん張って欲しい…と子供達には伝えたい。
自分自身と向き合って、自分がどうなりたいかも考えて、未熟さを受け入れて、頑張り努力する選手は必ず成長する。
我慢や辛抱、地道な努力から逃げる人ほど、言い訳をしたり、人のせいにするもの…
シーズン中に良いプレーができない場面が多いならば、自分に何かが足りないだけ。
そこを考えて、自ら努力する事を積み重ねれば、必ず自分で手応えを感じ、周りの人達にも成長が伝わる。
努力の仕方がわからない、自分でどうしたらいいかわからない、自分には何が必要かわからない、そんな選手達にも向き合って支えるつもりでいる。
きつく苦しい冬練習だが、何のためにやるのか…それは、その先にある肉体的・内面的な成長のためだ。
子供達が地道な努力を重ねられるよう、盛り上げ励まし、気持ちで支えてあげたいと思う。