夏が終わり、暑さが和らぎ、過ごしやすい秋が来ている。
野球も、気持ち良くプレーしやすい季節だからこそ、冬に入る前に技術的なレベルアップを考えたい。
個々それぞれ課題は違う。
今やらなくちゃいけない事は何かを明確にし、その課題と向き合ってもらう事を秋に掲げたい。
長所や個性を伸ばす事が最優先の選手もいれば、苦手な事や弱点を克服する事が最優先の選手もいる。
一人一人を観察していると、この秋〜冬の過ごし方しだいで、来年大きな成長に期待を持てる選手ばかりだ。
今、名古屋O&Kベースボールグラブ・秋のリーグ戦の真っ只中だが、結果をどんどん出している選手もいれば、なかなか結果が出ず、もがき苦しんでいる選手もいる。
結果が出ている選手は、さらに飛躍するため、油断せず安心せず、もっとレベルを上げるためにどうしたらいいかを考え抜いて欲しい。
ずっと結果を出し続けていく事は難しいからこそ、探究心を持って自分と向き合って欲しいと思う。
なかなか結果が出ない選手は、焦りもあり、モチベーションもなかなか上がらないもの。
気持ちが乗らなければ、打撃にも守備にも影響が出て負の連鎖が起こる。
失敗を恐れ、元気もなく、消極的なプレーになってしまう。
私は失敗に対して怒ったり叱ったりするつもりはない。
大事にしているのは、プレー前の準備や、ミスした後・打てなかった後の事。
そこは見逃さず選手たちには話していきたい。
たくさんの失敗から何を学ぶか…
結果が出ない自分に言い訳をせず、真正面から向き合って自分の未熟さを受け入れる事ができるか…
何度も何度もチャレンジして、結果が出なければ、また練習してチャレンジして、それでも諦めない選手が最後は自分に勝てるんだと思う。
そこを勝ち取るために、私はサポートをする努力をしたい。
まだもう少し秋のリーグ戦・秋の練習は続くが、間違いなく冬は選手たちにとって試練になると思う。
意識を変え、心構えを変え、姿勢を変え、助け合って試練の冬を乗り越え、自分で成長を実感できる春を迎えられるようにしてあげたい。
私も自分自身と向き合い、良い組織の中、今までにない取り組みやチャレンジで選手育成に全てを注いでいこうと思っている。