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受け身から脱皮

野球界の子供たちや親は受け身の人が多い。

指導者やチーム上層部に何とかしてもらおう、何とかしてくれる...技術の事から進学面まで、その考え方がベースになる人が多い

特に進学面は、クラブチームの体験会などで、進学の確約に近い話をしてしまうから、受け身になってしまうのも無理はないかもしれない。
ただ、本来はおかしな話。
その話を出す前に、自分でチャンスを掴み取るものだと教える必要がある。

そのためにどうしたらいいかを伝え、その目標に向かって走り出す子供たちや親のサポートをする事が指導者の役目だと思う。

受け身の姿勢は向上心を失い、自分自身と向き合う事をしなくなる
考えろ!考えろ!と指導者は言うが、結局、何とかしてもらえるという気持ちがあると、本当に考えてやる事はない。
やっても、大人の顔を見ながらやってるふりをするぐらいになる。

自分自身で変わらなくては、本当の成長になっていかないと思う。
常に人に頼る受け身の姿勢から脱皮し、自分の中にある甘さや弱さと戦い、チャレンジする勇気を養いながら子供たちは前に進まなくてはいけない。
指導者はその手助けをするスタンスが大事だと感じる。


私が子供の頃も、指導者から言われた事をやっていれば何とかなるでしょう…という姿勢だった。
だから、言う事を聞いて我慢していれば良いというスタンスになってしまった。
監督もコーチも自分の言う事を聞いておけば良いんだという形になる。

本来はもっと伸びた選手もいるし、違うポジションで違う才能を見出せた選手もいたと思う。

指導というのは、あくまでも成長へのヒントや自分の長所や課題を自分で理解させる手助けをし、そこから子供自身で変わって行くためのサポートをし続ける事だと思う。

指導者が言う事を聞かせ支配したり、子供たちが、指導者の言う事を聞いておけば何とかなるという受け身の姿勢では伸びていかない

小・中学生に全てを考えさせるのはまだ難しい部分もあるが、成長へと繋がっていくようなメニューはたくさんあり、1人1人課題もそれぞれ違う。
色々なトレーニングや色々な考え方を教え、本人に考えさせ、そこから自分でどう取り組んでいくかをしっかり観察し、大切にその先のステージまで送り届ける事が大事。

指導者は偉いというスタンスを作り、子供や親を支配してしまうと、それが弱者となり受け身のみの姿勢になってしまう。
失敗を恐れ、大人の言う事を聞いておけば失敗もないだろうという考えになる。
そこには子供たちが考えたり、自主的に動いてみたり、想像や感性を膨らまし、チャレンジするという気持ちや変わろうという気持ちはない。

受け身や思考停止からは成長は生まれない。
受け身から脱皮しなくてはいけない。
技術の進歩や内面的な成長、自分で掴み取る進学面へのチャレンジ、全ては子供自身が持つ意欲や感性・才能からだと思うので、そこを理解し伸ばしていけるようなサポートをしていきたいと思う。

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