球速、ウエイト、スイングスピードなど、最近の野球ではよく耳にする言葉。
中学生でもこれらを追求する選手や、ここを求める指導者は多い。
これらが今の野球界のトレンドだと思うが、私はちょっと違うと感じている。
球速が速いのは悪い事ではない、ウエイトトレーニングで筋肉を付けてパワーを上げる事も悪くはない、スイングスピードを上げる事だって大切かもしれない。
それらを全否定はしないが、小中学生でそこへ行くべきではないと思う。
子どもの体を勉強していくと、今 野球界でトレンドになっている事は、早熟系と言われる選手を急ピッチで作っている。

肩肘への負担を考えたら、球数だけでなく、球速も体の成長とともに少しずつ上がっていくナチュラルなスピード感で良いと思う。
子どもはどうしてもこだわってしまうが、指導者や親などの大人が無理をさせず、大切に考えアドバイスすべきだと思う。
ウエイトトレーニングも、確かに外見からガッチリし、パワーもスイングスピードも一時的に上がる事は多いが、失う事もたくさんある。
体の柔軟性やバランス、背など骨にまつわる成長など、体の発達や野球に必要な体の要素を消してしまう事が多い。
高校野球の強豪などを見ていると、筋肉ムキムキのマッチョなボディーの選手もたくさんいるが、言い換えれば中学から高校までがピークの早熟な選手という見方もある。
今は体やプレーも高校入学ぐらいに どピークを迎える事が大事と考える大人も多いが、私は遅咲き系が一番長い野球人生を送れる可能性が高いと感じる。

そのためにも、過度なトレーニングやプレーに繋がらない走り込みは全く必要ない。
球速よりコントロールを大切に、そこにさらに肩肘を守る事を最優先に育てるべき。
体が細くても小さくても、自然体でいる事の方が野球人生の後半面白くなってくる。
完全に背も止まり、専門的なトレーニングを入れても大丈夫な年代から、筋力を上げる練習を勉強しながらやって良いと思う。
体の成長は個人差もあるが、間違いなく体の仕上げは早めるべきではない。
こう言った話は色々な方々によく話すが、分かる人・分からない人は必ずいる。

みんな目先の結果を急いだり、目的地が高校野球になると色々な事が急ピッチになる。
とにかく自然に任せて、焦らず、急がず、求めすぎず、無理のない成長を考えたい。
それよりしっかり食べて たくさん寝て、野球が好きで、高校から上の世界で少しずつ少しずつ伸びてくる感じが理想だと私は考えている。
