ゴールデンウィークが近づき、気候も過ごしやすく、野球に集中できる季節になってきました。
真冬の苦しいトレーニングの成果がこれから出始めるので、毎年、私はすごく楽しみな時期でもあります。
ゴールデンウィーク中には、硬式のシニアリーグのチームと交流練習や自分の足りないものを探すための勉強試合をやりますが、大事な事、それはやはり原点回帰。
真冬のトレーニングの時期を終えると、2月中旬ぐらいからは、徐々にマシンを使ったバッティング練習やフォーメーションノックや連携プレーの練習、試合など、野球の応用編にも時間を使います。
最近の小•中学生は、基礎や基本の練習をあまりやらない•そういう練習を知らない選手が多いです。
うちに体験に来た選手は「初めて体験した」「初めてこんなアドバイスを受けた」という選手がほとんどですが、実は当たり前の基礎・基本練習なんです。それが身についているかいないかでは、将来必ず差が出ます。
多くの高校の監督さんも「今の選手は、大事な基本練習を高校までに積んできていない」と話していました。
本当の野球の基礎とは何か、本当の野球の基本とは何かをしっかり小さいうちから理解しておけば、壁にぶつかった時、悩んだ時、ステップアップしたい時に振り返り、必ず成功へと繋げる事ができます。
そういう【原点回帰能力】を身につける事がとても大切です。
小•中学生で試合に出る•出ない、活躍する•しないが大事ではなく、正しい基礎や基本練習を知っているか、それをコツコツ練習してきているかが野球人生のポイントです。教える指導者側も、自分の経験値だけでなく、しっかりと指導の勉強を長年積んでこないと、なかなか選手に伝えて、理解させていく事は大変だと思います。
うちの道場で毎日熱い指導をしている私の父が、先日、中日スポーツで紹介されました。
社会人野球やプロ野球で長い経験を持つと、指導方法や基礎練習の大切さを痛いほど感じています。プロOBの野球教室などで全国を回りますが、基礎や基本を知らない選手が多すぎる…といつも話しています。
どんな世界でもそうですが、特に野球は、基礎練習を地道に積んで、基本練習を繰り返す事がうまくなる近道です。