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厳しいジャッジをしなくてはいけない場合もある…

4月に入り新チームがスタートした。

同時に大改革も始まった。

あくまでも目標設定は高く「全体の底上げ」

技術だけでなく、意識のレベルも高め、楽しさの履き違えをしないで考えて動けるチームにしたい。
そして、そんな意識の高い選手たちを育てたい。

ネットニュースやテレビでも、盛んに体罰や暴言など、子供たちのスポーツの現場で問題が起きている。
指導者のコミュニケーション能力や言葉のチョイス、感情のコントロールの未熟さが起こしている問題だとは思うが、現場の難しさは間違いなくある。

スポーツを楽しむ事、エンジョイベースボールを形にしていきたい…それができれば体罰や野球離れなど、野球にまつわる様々な問題はそう起きないと思う。
ただ、業界には必ず矛盾があって、野球界で生き抜くためには楽しむだけでは難しい。

個別に向き合う個人レッスンなら、またやり方は違うと思うが、組織としても個としても作り上げていかなくてはいけない場合は、楽しく優しくだけではなかなかやれない場面もある。
必要な場面があれば、怒る叱る、全て演じるしかないが、分かって欲しいもどかしさも常にある。

楽しいを履き違えてしまうと、意識が下がり育成には向かない現場になる事も考えられる。
でも、楽しくなければ続かない。好きになるのは一瞬でも、好きでい続けるのは難しい。

やはり、私の中では最終的には指導者しだいという事になる。

みんなが同じ高い目標設定で、そこに向かって良い競争の中で切磋琢磨できればそれは最高の形だと思う。
ただ、みんなが同じ方向を見て、そこに高い意識を持って向かう事は難しい。

今よりもっともっと高い意識でやれる選手たちには背中を押していく。
でも、それが全てではないので、焦らずコツコツやってあげたい選手たちにはじっくり向き合う。

みんなが一緒にやれない場面も時にはある。
そこには私なりの厳しいジャッジをしなくてはいけないが、それも必要な事。
選手たちが自分自身と向き合う現実だと思って、4月からは、さらに組織作りに力を入れていこうと思う。

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