中学を無事に卒業した3年生たちは、まもなく新たな道へと進んでいく。
ここからは体調やコンディションを優先に、できる限り良い状態をキープして送り出してあげたい。
そして、これから考えていかなくてはいけないのは新チーム。
4月から学年が一つ上がり、私が期待するものも大きい。
ただ、私も含め今のままではいけない。
改革が必要。
意識・技術・人間性、全てを改革するつもりでいる。
時代の流れ、世の中の風潮、野球界の変化、そこに早く気づき、勉強し、チャレンジし、成功と失敗を繰り返しながら、新たな組織を作っていきたい。
多くの高校や大学、その上の世界の監督やスタッフの方と話をすると、さらに組織をアップデートしていかなくては、期待に応える選手を育成できず、求められる組織へと成長していけない。
組織内の厳しい競争、自主性の取り組み、態度や仕草を見つめ直し、頑張っている子供たちがさらに魅力的になっていくように、様々な仕掛けと向き合い方で変化していこうと思う。
一言で言えば「大改革」
野球の技術力を上げていかなくては、なかなか上で生き残っていけない。だからこそ、技術を一から見つめ直す。
甘く見がちな基礎基本からもう一度始める。
さらに厳しいレベルで求めていく。
ただ、技術ばかりではいけない。
人間性も、改めて考え直していきたい。
何度も言うが、野球のスキルを活かせるのは、野球界にいる間だけ。野球が上手いだけでは生きていけない。
最終的に必要とされる事は「人柄」
まだまだ、小・中学生は成長途中にある人格形成。
そこで何を吸収し、自分自身とどう向き合っていくかでその先の人生が変わっていくと思う。
結果的に、上手い選手が偉いという風潮、勘違いから生まれる組織内格差、野球さえ上手ければそれでいいと思っている人が多い野球界、それでは内面的に未熟な選手や大人がどんどん生まれてしまうので、私が作った組織だけでも、そんな世界にならないよう、また新たな改革から進めていこうと準備している。